秋の雨の表現の仕方
「雨」を使った四季折々の表現はいろいろありますね。
「打ち水」のことを「作り雨(つくりあめ)」と呼ぶそうです。
茶の湯では、お客様をお迎えする前に、おもてなしとして玄関に打ち水をしますが、
それも「作り雨」という言葉を使えば更に奥深く感じられますね。
秋の雨は、「秋雨」「秋霖」「洗車雨」「御山洗」「秋時雨」などどいわれます。
錦秋の山に小雨が降り続く・・、そんな情景が目に浮かびますね。
月の見えない日に降る雨は、 「雨月」「雨夜の月」とも呼びます。
日本人の感性には、自然現象として雨を受け入れ、それを美的に表現するものがたくさんあります。現代人が忘れてしまった宝物がたくさんありますね。
明日の夜は、大和楽の代表作『河』を聴きながら、三味線や振りでの川の流れや雨の音などを見ていただこうと思っています。
西洋音楽とは違うものを感じていただけるはずです。
平成26年11月21日(金)午後7:00~9:00
~隅田川の江戸市井の暮らし~
場所:東京都中央区佃島コーシャタワー37階 なずな塾
※このイベントは終了しました
雨の表現〜明日の江戸おもしろ講座
「雨」を使った四季折々の表現はいろいろありますね。
「打ち水」のことを「作り雨(つくりあめ)」と呼ぶそうです。
茶の湯では、お客様をお迎えする前に、おもてなしとして玄関に打ち水をしますが、
それも「作り雨」という言葉を使えば更に奥深く感じられますね。
秋の雨は、「秋雨」「秋霖」「洗車雨」「御山洗」「秋時雨」などどいわれます。
錦秋の山に小雨が降り続く・・、そんな情景が目に浮かびますね。
月の見えない日に降る雨は、 「雨月」「雨夜の月」とも呼びます。
日本人の感性には、自然現象として雨を受け入れ、それを美的に表現するものがたくさんあります。現代人が忘れてしまった宝物がたくさんありますね。
明日の夜は、大和楽の代表作『河』を聴きながら、三味線や振りでの川の流れや雨の音などを見ていただこうと思っています。
西洋音楽とは違うものを感じていただけるはずです。
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平成26年11月21日(金)午後7:00~9:00
~隅田川の江戸市井の暮らし~
場所:東京都中央区佃島コーシャタワー37階 なずな塾
お申し込みはこちらから
http://wanotashinami.com/edo/
「喫茶去 (きっさこ)」は
お茶の席で使われる禅語「喫茶去 (きっさこ)」。
禅僧趙州の言葉です。
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時々床の間のお軸で、この言葉を見ることがあります。
「まあ、お茶でも飲もう」と、
忙しければ忙しいほど、そこで深呼吸をして、
まず一服のお茶を飲むことの大切さを語っているのですね。
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その時ふわっと暖かい気持ちになり、活力が蘇り、前に進む気持ちになるものです。
どうぞリラックスしてくださいと、
もてなす側の相手に対する深い思いやりの心の表れなのですね。
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日本人の感性ってすごい〜佃島から江戸のお話を
日の出とともに起きて、太陽に向かって柏手を打ってお天道様を拝していた日本人の姿に、
外国の人はだれしも心を打たれ、畏敬の念をもったということです。
天地自然の中で生かされていることを先人たちはよく知っていました。
江戸の社会は現代人から見れば、見事な循環型社会だったといわれています。
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街灯がない時代、満月の明かりで用事を済ませることができて、ありがたい。
お米も作物もみんなお天道様のおかげで、ありがたい。
食する魚や肉も、その命をいただいて、ありがたい。
そういうことを特に意識もせずに分かって暮らしていたのですね。
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いろいろ学んでみると、それは日本人の言語や自然に対する脳の使い方に大きな要因があることが見えてきます。
子音が母音とセットになって左脳でキャッチされるようにできている日本人の脳。
それと同時に自然の中の音もすべて左脳でキャッチされていきます。
聞いたものを、今度は右脳でイメージを膨らませたり、豊かな感性に引き上げていきます。
わび、さびを感じることができるのは、日本人の脳のなせる技なのです。
西洋では、母音や自然の音を右脳でキャッチするため、ノイズとしてしか認識されないところが日本人との大きな違いです。
江戸時代に生まれた楽器、三味線も日本人ならではの感性から生まれたものです。
様々な三味線、ジャンル、音色が誕生しました。
雨の音、水の音、川の流れ、虫の音など、なんと微妙に多彩な表現ができることか。
西洋と大きく異なるところです。
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11月21日(金)午後7時~9時
場所:東京都中央区佃島コーシャタワー37階 なずな塾会場
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大和楽『河』という曲を通して、隅田川の水音、河の流れ、雨音など、
三味線でどのように表現しているか、
そんなところも耳、体で感じていただきたいと思っています。
現代人が失いかけている繊細な感性。
日々の煩雑な移ろいの中で見失っていく自信。
この微妙な感性を取り戻していくことで、自己を取り戻し、日本人として生まれて
きたことへの喜びにつながるものと思います。
そのきっかけになればと願っています。
手紙でお礼の気持ちを
以前仕事で、
外国からくる司法文書をたくさん目にする機会がありました。
そこには、封蝋(ふうろう)に印璽(いんじ)という
差出人を証明するスタンプが押印されていました。
西洋の香りが漂ってくるようでした。
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日常の生活の中で、素敵なお手紙をいただくと、とっても嬉しくなりますね。
昨今はメールのやり取りが増えて、手紙を贈るということが
少なくなりました。
しかも、手書きではなくて、パソコンで作って印刷していまっています。
たまには筆ペンで、せめて封筒の宛名書きだけでもと思います。
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その手紙の格によって、頭語と結語の組み合わせが変わります。
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頭語が「謹啓」なら結語は「敬白」。
一段格を下げれば、「拝啓」と「敬具」。
さらに一段下げれば、「前略」と「草々」。
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文書や手紙は格が上がるほど、上質の紙を使ったり、
使う言葉も変わったりしますが、
時には、手紙でお礼の気持ちを贈りたいものですね。
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赤ワインのアンチエイジング効果
ぶどうは、ヨーロッパでは「畑のミルク」といわれています。
食べると、たちまちエネルギー源になるぶどう糖を多く含む疲労回復の食べ物なのです。病気療養中や病後の栄養補給にもなりますね。
育ち盛りのお子さんや妊婦さんにもぶどうの生食やジュースは
最適です。
干しぶどうは、鉄分が多く含まれていますから、貧血気味の人は1日に5、6粒食べるとよいとされています。
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赤ワインや赤ぶどうに含まれている「レスベラトロール」という化学物質が、
なんとアンチエイジング効果をもたらすということです。
老化予防だけではなく、聴力損失の防止にもなるそうです。
電車の中でイヤホーンを多用したり、騒音の激しいところで仕事をしている人には朗報ですね。
みかんには血管の若返り効果が
「こたつに入ってみかんを食べる」のが冬の定番でしたね。
わたしたちがよく食べるみかんは
「温州(うんしゅう)みかん」と呼ばれる種類です。
主な栄養素は、ビタミンA、C、フラボノイド(ヘスペリジン)、ミネラルではカルシウム、カリウムなどです。手軽に摂れるビタミンやミネラルの宝庫です。
この温州みかんの色素であるβ-クリプトキサンチンにがんを予防する効果があるそうです。
すじや袋には、食物繊維による整腸作用、フラボノイドの一種
ヘスペリジンによる高血圧や動脈硬化の予防効果があります。
すじや袋にはこんな効果があるのですね。血圧上昇を抑え、血管の老化も防いでくれて、おなかにもいいのですね。
風邪の免疫力アップのほかにもたくさんの効用のある温州みかん。
これからの季節、毎日摂っていきましょう。
りんごを食べて血液サラサラに
西洋の諺でも、りんごを1日1個食べると医者を遠ざけるといわれています。
日本でも、津軽地方の人を調べたところ、りんごを多く食べていることによって、血圧が低く、高血圧の患者が少ないということが分かっています。
りんごに含まれる抗酸化物質の一つであるペクチンが、コレステロールと血圧を下げ、心臓病や脳卒中の予防になっているそうです。
りんごの皮の内側には、このペクチンのほか、ミネラルもたくさん含まれているので、老化予防にもなるとのことです。
できるだけ、りんごを皮ごと1日1個は食べて、血液サラサラで日々元気に過ごしたいですね。
梨も免疫力アップ
日本の梨には、二十世紀、長十郎、豊水、幸水などがありますね。
梨には解熱作用や二日酔いにも効果があるといわれています。
風邪で熱があり、喉が渇くときに梨を食べると、
熱をやわらげ、喉の渇きも止めてくれます。
梨をジューサーにかけ、氷砂糖あるいはハチミツを加えて弱火で
煮つめ、この煮汁を1日数回飲めば、咳やのどの痛みにも効果的
です。
二日酔いのときには、梨と蓮根と同量をジューサーにかけて、
ジュースにした「蓮梨汁」を飲めばすっきりします。
日本ではそのまま食べることが多い梨ですが、薬膳の材料として
使えば一石二鳥ですね。
体がゾクゾクしたら
風邪のときゾクゾク感を感じたら、体を芯から温めることです。
更に、漢方では、「風邪」の邪気を取り除くために発汗作用の
あるものを取り入れて、悪い邪気を追い払う必要があると言われ
ています。
風邪のゾクゾク感を解消するためには「生姜」が最適。
体を温めてくれます。
生姜紅茶、生姜湯もいいですね。
痰が気になるときには、強い殺菌力のある「ネギ」が最適。
悪い気を発散させてくれます。
チキンスープに生姜やネギを入れ、温かいスープで芯から温まりましょう。