著書のご感想

著書

『江戸の女性が大切にしていた八つの知恵』

 

江戸女性がいきいきと生きるための工夫とは、どんなものだったのでしょうか。

テーマ

1)バツイチなんてこわくない=江戸おんなのたくましさ=
2)江戸庶民の家庭生活の基本は共働き
3)男性に求めたのは、ユーモアのセンス
4)才覚を活かしてアイディアビジネスをしていた江戸おんなたち
5)江戸おんなたちは隙間産業で稼ぐ
6)江戸の女房は裁縫ができて当たり前=裁縫はお嫁入りの必須要件=
7)子どもの教育費は女房が負担した
8)恋にも生きた江戸おんなたち

 

かつて「女三界に家なし」という価値観を強いられて生きていた日本の女性たち。

私の母もそうでした。その心の悲しさ、苦しさをいつも見てきました。

  幼少の時には親に、

  嫁に行けば夫に、

  老いては子供に、

従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所なんてないという意味です。
つまり女性は「他人軸で生きなさい」と。

自分を主体に生きることを許されず、つねに他人の価値観の中で生きるべきだということですね。

 

今、悩みを抱える人の多くの中に、
「女三界に家なし」のような「他人軸」で生きることに
何の疑問ももたずに縛られている人も多くいるのではないでしょうか。

 

そんな、悩める女性に対して、人間としてより豊かで自然な姿を、
江戸の時代の女性を手本にして、この冊子を書きました。

私は、江戸庶民の生活をながめてみると、心豊かに、ユーモアを楽しみながら、
自由な空気が流れる中で生きていたのだということに感銘を受けたのです。

 

現代の私たちが失いつつあるような、心の中で大切にしているものが
江戸の時代にはいっぱいありました。

江戸の女性が自由でぶれない生き方をしたその秘訣を書いたのがこの冊子です。

今を生きるあなたの助けになると思っています。

煤払い

 

 

お読みくださった方々のご感想

 

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これからの世の中で必要とされることばかりですね!

森谷 明子さんから〜

先日はご著書をお送り下さり本当に有り難うございました。感想をお伝えしたいと思いつつ遅くなってしまいいました。とにかく、励まされました!江戸の女性の力強く明るい生き方に驚いたり感心したり・・・。我が家にも娘がいます。三つ心、六つ躾、・・・がちゃんとできていたかな、と思わず確認していしまいました。

三ない主義もとても新鮮な発想で、素敵だと思いました。これからの世の中で必要とされることばかりですね!またFB拝見させていただきながら、色々学ばせていただきたいと思います。素敵な出会いに心より感謝申し上げます

これからしばらく爽やかな気候が続きますね!
ますます素敵な日々をお過ごし下さい

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現代の日本も豊かで好きですが活気や人情あふれる江戸時代にもし生まれていても、きっと今とはまた違う豊かさを感じられたのだろうなと思いました。

村上 若菜さんから〜

宮本さま、ありがとうございます。

江戸の女性の著書を拝見させていただいて、現代の女性と変わらず、いやそれ以上に自由でパワフルな江戸の女性に憧れを持ちました。

当時はほとんどの女性が仕事を持っていたということを初めて知りました。

現代の日本も豊かで好きですが活気や人情あふれる江戸時代にもし生まれていても、きっと今とはまた違う豊かさを感じられたのだろうなと思いました^ – ^

江戸の女性に習い、私もますます頑張ろうと思います。

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女性に元気を思って綴った冊子『江戸の女性が大切にしていた八つの智恵』。
こうして、男性からも指南書(笑)ととらえていただけたら、嬉しいですね。

江戸女性八つの知恵〜田村和之さんから

敬愛する宮本さんから冊子の贈呈を受けた。
日頃日本の伝統文化に造詣が深い宮本さんが、江戸時代の女性の暮らしに優れた才能が生かされていることを見つけ、
普通の暮らしの中でそれを実践してきた例を示したものである。
けれど内容をよく見ればこれは男性が読んだほうがいいもので、男子とはいかにあるべきかを
女性の生き方を通して説いているとも言える。

 

離婚、再婚、暮らし、教育、恋、教養と、人生の節目で先祖が何を考え、どう乗り越えてきたか、
そしていかに我ら子孫にそれを伝えてきたか、手がかりを与える指南書になっている。

文章は平易でなお格調高く、さすがに完成された気品をモットーにする宮本さんの文才が満ちあふれている。
司法職は頭が固いと思っていたが 大変な誤解であった。
こういう女性なら何回結婚しても男子は悔いがないと思うに違いない。

宮本さんの和のたしな美(み)塾は、江戸女性のブレない生き方を学ぶ唯一の文化教室である。

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むしろお嬢さんを持つお母さんに読んでほしいというご感想をいただきました。
「女三界に家なし」をこんなふうに江戸女性の大らかさで払拭してくれるお言葉に勇気をいただきました。

Yumiko Sawadaさんから〜

 

お母様のことを思いながら書き出してるこの文のひとつひとつ
たしなみ、、というより、生き方の有り様がでてて心沁みるものばかりでした。

皆様のを拝見すると、殿方によんでほしい
希望が多く語られてましたが、それも解りますが、
娘さんをもつお母様の手元にあると、いいなぁと感じました。

前にコメントにも書かせていただきましが、『女三界に家なし』は、女のひとは
落ち着ける場所がないのではなく、どこにでも居場所を見つけられる

だからこそ! 江戸のおんなのひとたちみたいに、心根飛ばし、痛快に生きてみたいものだと
思わせてくれるエピソードが次から次へと溢れます。

女だてらにでなく、女だからこそ!楽しみがひろがる
そんな想い広がりました。

なにより、、送っていただきましてから、誰にというのを、多くの人数にお送りしてるはずなのに
私にもお声をかけていただく目配り気配りには仰天しました(笑)

まだ、お目にかかってはいない宮本さまですが、是非、チャンスがあれば!!と、願っています。
益々のご活躍、ご自愛くださいまして、手本見本の先にいてくださいませ。

 

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痛快で元気あふれる江戸の女性の生き方に乾杯。
そんなご感想をいただきました。

岩ヶ谷 朋代さんから〜

FBで知り合った「和のたしな美塾」を主宰していらっしゃる宮本喜恵子さんから
『江戸の女性が大切にしていた八つの知恵』という小冊子を送っていただいた。

彼女は長い間裁判所で書記官として勤務、その中でかつて日本の文化や精神性の中にあったお互いを思いやる気持ち。

この気持ちを現代の人に伝えていくことを決意、退職をされ「和のたしな美塾」を主宰。
主に江戸時代の人々、特に女性の生き方に注目をされている。
そして彼女自身、日舞、茶道、華道、着付け、三味線など日本文化に造詣が深い。

 

男性の人口が多かったせいか、2度の結婚なんてあたりまえ何度も結婚している女性、
20歳年下の旦那様なんてのも驚くことではなかったそうだ。
基本共稼ぎ。

よって家事も分担、恋も自由。男性におんぶにだっこではないからこそ男性に求めたものはユーモア。
お惣菜を売ったり、月ぎめで掃除の仕事を受けたりアイディアひとつで仕事につなげ、
自分に稼ぎがあるから子供の教育にも注ぎこめた。
そして江戸のおんなの魅力は40代からと言われていて、大いに恋をしたそうだ。

喜恵子さんが書いてくれた文章をこんなに短く紹介してしまうのは申し訳ないのだけれど、
読んでいてとっても嬉しくなってきてしまった。
なんだか日本の国のお話というより、ラテンの国やヨーロッパのお話のようにも感じられた。

自称ラテン系日本人の私。この時代に生まれたらもっと自分が自分らしくいられたんじゃないかななんて感じてしまった。

男性が求められていたのは甲斐性とかではなくユーモアだったんだ!

これを読んで僕もこの時代に生まれたかったな!なんて思う男性もいるかもしれない。

 

政府は女性の雇用を拡げようとようやく重い腰をあげた。
一昨年だったかIMFのクリスティーヌ・ラガルドさん女性が日本を救うと述べていた。
もっと女性が働けば経済も安定すると。
そんな世の中ならば男性だってもっともっと楽に生きられる。
通勤時間だって、勤務時間だってもっと減らせたら、
もっと気持ちにゆとりがもててユーモアのセンスを持った人が増えるかもしれない。
そしたらもっと人間関係もこんな風にはぎくしゃくしたものではなくなるかもしれない。

 

以前西欧人の陶芸ってどんなだろうと思い、短い期間ではあったけれど、
オーストラリアの大学のサマースクールに参加したことがある。
いろんなアートクラスにオーストラリア中から人が集まった。
彼らは、彼女らは次にどんなジョークを言おうか、
そんなことばっかり考えているんじゃないかと思うくらい会話の端々にジョークを交える。
あんなに毎日毎日大笑いしたことは後にも先にもあの時だけだ。

 

オッと話がそれてしまった。

時に私は元気すぎるけらいがある。でもこの冊子を読んで思った・・・いいんだ元気で!と。

そしてこの冊子は男性にも是非読んでいただきたいなと思った。

最後に喜恵子さん、本当に素敵なお話ありがとうございました。
いつかきっと「和のたしな美塾」に参加させていただきます!

 

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私がこの冊子の表紙にした写真は「祈り」でした。
江戸の女性の生き方を書いたものなのに、
もっと深い意味をこれからの”和のたしな美塾”の活動にしたいと思いました。

元編集者だったという 水野 千代子さん。
さすが、文章の構成が素晴らしいです。

何度も何度も読み返しては、涙がこぼれ落ちます。
暖かい応援に心から感謝をしています。ありがとうございます。

水野 千代子さんから〜

 

宮本 喜恵子さん、何を祈っておられるのか。私はわかった。
ちがうと思う人もいるだろうけど、喜恵子さんに直接伺うなんて、無粋なことはやめようね。
それぞれの見解でいいのだから。

私は先月の2/27『和のたしな美(み)塾』の初回に参加させて頂いた。
ずうっとそれまで、彼女がやりたいことを伺ってきた。そして、失礼ながら大丈夫かなと。
この一皮むけば、殺伐とした心を押し隠して生きざるをえない時代にいるのだ。今更なんだから、と。

その日、まだ完全に校正ができていないと言われるサンプルの冊子が机上にあった。
『江戸の女性が大切にしていた八つの知恵』パラパラ、サッと目を通させていただきながら、彼女のお話がはじまった。
彼女のお母様の、お辛かった人生の無念さだった。
初めて伺うことだった。静かにきっぱりと、ここからはじまった。

ここに至るまでの、話せるようになるまでの葛藤の凄まじさが彼女の原点で、覚悟と思った。

やりぬかねばならないことを持つ人は、こころに涙があるのだ。
ハワイセミナーのワークショップでも、男の子たちが泣いた。自分に泣いた。
だから、立派になっていくだろうと思った。

自己啓発が盛んで、大枚はたいて参加する時代でもある。通訳付きも多い。
だから、今更ながら江戸時代でもあるまいしと。

でもちがった。
DNAにあるのだから、むずかしいことではないと、彼女は信じている。
だから、つよい。
つよくて、美しい。
美しいから、がんばってほしい。
「知ることで得られる勇気」と思った。

お母様に知って頂きたかった、たくましい江戸おんなたちの生き様。

受け継ごうではないか、仕事だって恋だって。

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