七福神
Oct 5, 2017

七福神に出逢う和のお茶会〜第二弾

【波動を高め豊かさを呼ぶ和のお茶会〜七福神に出逢うとき〜第二弾!】

昨日10月4日、星夜さんが代表を務めます「未来創造塾心の寺子屋」と「和のたしな美塾」とのコラボ企画の第二弾を開催いたしました。

「七福神」というのをご存知ですか。

「七福神」というのは、日本、中国、インドの神々七人(恵比寿、大黒天、布袋、寿老人、福禄寿、弁財天、毘沙門天)のことです。

この中で日本の神様は恵比寿さまお一人です。

 

星夜さん


『JKと7人の神様』

作家、女優でもあります星夜さんのご著書『JKと7人の神様』に基づき、高校生の女の子を救うべく現れた七福神の神々のご指導のもと、宇宙の法則を学びながら、この女の子は大きく成長していくのです。

星夜さんのほうからは、このご本から抜粋してブックトークをしていただきました。

星夜さんブックトーク

 

長唄『七福神』

私のほうでは、長唄『七福神』から、この唄の歌詞を読み、意味を考え、どんな振り付けがなされているのか、どんなことを表現しているのか、そして舞を見ていただくという趣向で進めました。

星夜さんからのご説明です。

国が違い、宗教が異なる七人の神様が地球号という船に乗り込み、仲良く楽しく行こうじゃないかという、まさに今の時代にふさわしいラッキーセブンの神々が平和への道案内をするのです。

 

 

豊かさとは

豊かさとは何かを考えさせられますね。

長唄『七福神』は日舞の師範の寒稽古用の曲と言われています。非常にテンポが早くて、技術を要する曲なのです。

20年以上前にこの曲に出会い、何回も踊ってきましたが、今回歌詞をじっくりと見ているうちに、気がついたことがあります。これも、練磨して練磨して、やっと気がついたことなのです。

 

トークタイム

 

「和のたしな美塾」の理念は

「和のたしな美塾」の理念は「真・善・美」の追求です。

日舞も師匠から「型」を学び、それを練磨していくという伝承の文化ですね。そして、その先には「型」を超え、自身から溢れ出てくるものがあります。それが「神性」であり、「真・善・美」の世界であると思っています。

『七福神』の舞をご覧いただいた方々のご感想

舞をご覧いただいた方々から、清らかで透明感があって美しかったと、そして涙が溢れてきましたと、ご感想をいただきました。

ご参加くださいました鈴木まきさん、ありがとうございました。
まきさんのブログにも素敵な感想を書いてくださいました。
どうぞご覧くださいませ。

もう一人のお客様は、カラーリストの清水雅子さんです。

 

 

唄の後半の歌詞

唄の後半では、「引く」という言葉に関連のある言葉を集めた「ひくものづくし(めでたいものづくし)」になっています。

七福神の舞

笛や太鼓などの鳴り物がとても賑やかさを出しています。神々様は賑やかで楽しくておめでたいものが大好きなのだということが分かります。

 

七福神の説明

 

唄に登場する神々は

長唄『七福神』に登場するのは前半では恵比寿さまお一人ですが、後半では、「宝船」という言葉で七人の神々が登場し、「千代の御神楽」という言葉で、天岩戸の前に集合していた八百万の神々までもが登場してくるような様子を描いています。

 

芝舟とお抹茶

 


 

豊かさとは何でしょうか。

日本の国土安穏、そして五穀豊穣を神々とともに願い祈ること。

そしてニコニコ顔の神々を招来し、最後は皆々様の幸せを願いながら、永遠のご縁を大切に、

みんなが幸せでありますように、みんなで仲良くしていきましょうという願いが込められています。

注連縄を強く引いて、みんなが神様の世界にともに上っていくという結末です。

私にはそのように感じられます。

それがこの曲の眼目です。

新しい時代の天の岩戸開き。一人一人が神そのものになるのです。

『七福神』にはそんな意味合いが込められています。

星夜さんの『JKと7人の神様』、そして宝の言葉がぎっしりと詰まった長唄『七福神』、

本当の豊かさとは心で感じるもの。豊かさとは何かをご一緒に考え、これからも共有していきたいですね。

どうぞまたのご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

Dec 31, 2016

江戸っ子も大好きだった七福神巡り

皆様、おはようございます。

 

いよいよ本年の大晦日を迎えましたね。

 

一年間本当にお疲れ様でした。

 

海の向こうからやってきた幸せを呼ぶ神様たち、「七福神」

中国やインドからやってきた神様たちですが、唯一日本の神様は恵比寿天(えびすてん)です。

福徳や商売繁盛を授ける神様ですね。

 

七福神2

 

 

たくさんいる福の神からラッキーセブンの七神になったのは室町時代です。

中国の水墨画に描かれた、竹林に遊び、清談にふける「竹林の七賢」の影響を受けたといわれています。

 

七福神へのお詣りは江戸中期以降に流行しました。

文人、俳人の初春の風雅な遊びとして始まったそうです。

 

「恵比寿(えびす)・大黒天(だいこくてん)・弁財天(べんざいてん)・毘沙門天(びしゃもんてん)・布袋(ほてい)・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人(じゅろうじん)」を七福神とし、金銀財宝を積んだ宝船に乗って訪れるという絵柄が江戸で大流行となりました。

 

最も古い七福神は、不忍の弁財天、谷中感応寺の毘沙門天、谷中長安寺の寿老人、日暮里青雲寺の恵比寿・大黒天・布袋、田端西行庵の福禄寿です。

 

江戸っ子たちは、おせち料理の腹ごなしをかねて、有名無名にかかわらず、市中の七福神を捜しながら散策を楽しんだのです。

 

笹1

 

 

江戸で人気の神様は、

 

上方資本の多い江戸の店では、商売繁盛の恵比寿・大黒天

 

江戸で生まれ育った職人衆はおおらかな布袋さん

 

布袋さんは、いつもにこにこ、美味しそうにお酒を飲んで、子どもたちには好かれている。

しかも弥勒菩薩の化身ともいわれ、最後の最後に民衆を救いにくるという神様です。

そこが江戸っ子好みだったのですね。

 

武士が好んだのは、煩悩や邪気を払い去り、福徳を授ける毘沙門天でした。

 

どの神様があなたはお好きですか?

 

皆様も年明けに七福神巡りはいかがでしょうか。

 

本年もこの 和のたしな美ぶろぐ をお読みくださいまして、

ありがとうございました。

 

来年はもっともっと素晴らしい年になりますように。

 

よいお年をお迎えくださいませ。

 

 

 

 

七福神3

 

 

 

 

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