春やよい〜3月の異名とは

おはようございます。

3月の異名は「弥生(やよい)」といいますね。

 

すべての草木が、春の暖かい陽気に恵まれて、弥生(いやよ)い育つという意味があります。

 

 

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「やよい」という言葉が使われた古い文書は、『日本書紀』だそうです。

神武天皇のところに出てきます。

 

乙卯年(きのとうのとし)春三月(やよい)

甲寅(きのえとら)朔(ついたち)己未(つちのとひつじ)、

場所を移って吉備の国に徒(うつ)り入り、

行館(かりみや)を起(つく)り以ちて居(いま)しき。

 

とあります。

ふう~、読むのが大変ですね。

 

 

3月も別名がこんなにあるのには驚きます。

 

花月

嘉月

桜月

蚕(さん)月

桃月

病(やまい)月

花津月

晩春

青草

桃緑

清明

穀雨

中和

花飛(かひ)

 

まだまだあります。

 

穀雨は穀物を育てる雨のこと。

清明は清々しく明るい空気が満ち満ちていること。

 

 

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奈良東大寺二月堂の「お水取り」の行法が昨日12日深夜(13日の午前1時半ごろ)行われました。

東大寺二月堂お水取りの記事はこちらです。

 

福井県の若狭の神宮寺の水が地下水路を通って東大寺の井戸に届くという伝説があります。

これについては、いつかまた・・。

 

 

「寒さ熱さもお水取り」といわれるそうです。

いよいよ暖かくなる兆しをぐっと感じますね。

 

観音様にお供えするのは「お香水」「閼伽(あか)」といわれています。

 

仏具や道場、身体を清めるための水であり、仏前にお供えする水のことです。

 

 

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水は祓い清めのために、古来から日本では使われてきました。

 

水が美味しくて、飲み水をお風呂にも使っている贅沢な国、日本。

 

水に感謝し、この弥生月の天地自然に感謝して、

今日も心豊かな一日を過ごしていきたいですね。

 

本日もお読みくださいまして、ありがとうございました。

 

 

メジロ5

 

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