おはようございます。
今も花火と言えば、「玉屋ぁ~」「鍵屋ぁ~」と掛け声をかけたくなりますね。
両国橋の上流で「玉屋」が花火を打ち上げれば、
下流で「鍵屋」が打ち上げ、
35年間、二大花火師たちは競い合いました。
まず鍵屋から始まった花火大会。
鍵屋から暖簾分けを許された手代の清七が玉屋を興しました。
鍵屋をしのぐ人気だったようです。
ところが、失火のため江戸払い。当時失火は重罪でした。
鍵屋も12代目に身上を潰して廃業に。
もったいないですね。
享保から続いた花火師の歴史は、
掛け声だけを残して消えてしまったのです。
その掛け声がこの現代までも残っているなんて、
江戸の花火の人気を物語っていますね・・。(つづく)
本日も佳き一日になりますように。
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両国花火資料館より
歌川広重『名所江戸百景 両国花火』