浅草浅草寺〜芭蕉も聞いた時の鐘〜

推古天皇の時代、628年、
漁師の兄弟が隅田川で漁をしていたときに聖観音像を引き上げたことに由来します。

土地の郷士が、これを聖観世音菩薩の尊像としてあがめ、

自分も剃髪して僧となって、自宅にこの観音像を奉安したのです。

これが浅草寺の起源だといわれています。

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後にこの三人を三社権現としてお祀りしたのが三社権現社(浅草神社)の始まりで、

そこから生まれたのが「三社祭」です。

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江戸時代になり、徳川家康は浅草寺を徳川家の祈願所に定めました。

浅草寺境内にある弁天山の鐘楼の鐘は、徳川5代将軍綱吉の命により作られ、

当時この鐘は江戸市中に時刻を知らせたことから「時の鐘」ともいわれていました。

 

江戸の人はみなこの鐘の音を時を告げる音として聞いていたのですね。

松尾芭蕉も、深川の草庵でこの鐘の音を聞いていました。

 


花の雲 鐘は上野か 浅草か (芭蕉)

雷門2

浅草浅草寺の雷門