漁師さんの「天気を読む方法」

漁師さんの天気観測法

 

海に生きる男たちに代々伝えられた天気観測法です。

 

「近い山が遠くに見えるときは雨が降る」


湿度の関係で、近い山が遠くに見えるらしいのです。
湿度の高い空気がくることは、南からの前線が張り出していることで、
これが冷たい空気に触れると、雨になるので注意ということです。

 

 

「突風は小潮回りに多い」

 

大潮どきには雨の降る日が多いといわれています。
これは学問的な裏付けというよりも、長年の経験で言い継がれている言葉です。

 

 

「夜明けの小雨と女の腕まくり」

 

前日まではきれいに晴れていたのに、夜明け頃になって小雨が降り出すことがあります。
この雨は長続きせずに、すぐにやみます。
女の腕まくりと同じで、大した雨ではないということですね。


海朝日

「上げ潮どきに降り出した雨はやまない」

 

引き潮どきに降り出した雨は、間もなく止むが、満ち潮時に降り出した雨は1、2日続く。
この雨が止むのも、引き潮のときが多いということです。

 

 

「秋の空は一日七度変わる

 

秋の空は、晴れていたかと思うと、突然曇ったり、急に雨が降ったりする。
この変わりやすいお天気を「女心と秋の空」ともたとえられます。

 

 

 

「上下の雲が正反対に流れるときは風雨がある」

 

空を見てこんな状態になっていたら、要注意ですね。

 

 

 

 

漁師さんの生活は、天候とは切っても切れないものですね。

天候には特に気を使います。

漁師さんの父祖代々伝わるという天気観測法をご紹介しました。

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海と島の夕陽