おもてなしの言葉2「ようこそ、お運びくださいました」

空港で外人さんをお迎えする言葉。

「ようこそ、日本へ!」

空港でよく見かけますね。

帰国してきた日本人でさえ、嬉しくなります。

 

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 お客様をお迎えするとき、

「ようこそ」に続いて「おいでくださいました。」

というのが最初のおもてなしの言葉ですね。

「ようこそ、おいでくださいました。」

「ようこそ、いらっしゃいました。」

 

さらに、こんな歓迎の言葉もあります。

「ようこそ、お運びくださいました。」

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「お運び」には、遠方より足をここまで運んでくださった、その労力や時間、費用など全部をひっくるめて感謝とねぎらいの気持ちを表す言葉です。

ここまで来てくれるのは当然でしょうなどという思いは微塵も感じさせません。

ただただ相手を思いやる気持ちのみです。
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「本日はお足元の悪い中」というふうに、雨や雪の日には言いますね。

 

防寒をし、傘を差しながらも 衣服や履物などを濡らし、

時間を割いて、ここまでおいでくださった、なんてありがたいことなんだろうという思いが込められていますね。

昨日は”和のたしな美塾”の新年会でした。

大寒が過ぎ、寒さもひとしお、そして雨や雪も懸念されましたが、

お天気に恵まれてほっと胸をなで下ろしました。

年に一度の行事にわざわざ足を運んでくださる皆様には心から感謝しています。

ありがとうございました。

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どんな方に対しても、心のこもった歓迎の言葉

「ようこそ、お運びくださいました。」を使いたいものです。

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後日お礼状には、

「ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。」

なんて、さらりと書けたら、かっこいいですね。

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番傘