おはようございます。
6月22日放映のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』はご覧になりましたか。
信長に拝謁した宣教師が黒人を連れてきました。
さすがの信長も、その若者の姿を見て大変驚いていました。
どこから来たのかと、尋ねると、
黒人の青年は、見せられた地球儀から、アフリカの一部を指差しました。
信長は世界は驚きに満ちあふれている。
世界をこの目で見てみたいと、大きな夢を抱きます。
ヨーロッパと日本の交通が開かれたのは、天文12年(1543)に
種子島にポルトガル人が漂流してからのことです。
日本に初めて黒人が来たのは、やはりその後だったそうです。
ポルトガル人が黒人を奴隷として使っていたからなのですね。
日本人が初めて黒人を見たとき、
姿かたちだけではなく、墨を塗ったような肌の色は、
日本人にとっては到底信じがたかったようです。
わざわざ黒人を見物するためにかなり遠くの地方からやってきて、
3日も4日もそのうわさで持ち切りだったと、
天文15年、薩摩の山川港に来航したジョルジ・アルワレスが報告しています。
その噂を聞いた信長も、黒人をバリニアニ人から黒人を譲り受け、従者の列にくわえていったそうです。(『信長公記』)
信長も、その肌の色が生まれつきのものだといわれても信じることができなかったようです。
上半身を裸にして何度も洗ったところ、黒い漆を塗ったようになってしまったとか。
あの信長さえもそれまでに目にしたことがないものへの驚きを読み取ることができます。
今まで経験したことのないことが起こった場合、
どう対処するか、どう反応するか、
なかなかこの例からも興味深いものがありますね。
そういうこともあろうと、受容するか、
世にも奇妙なことと否定的にとらえるか、
捉え方によって人生は大きく変わってきますね。
そういうこともありだと、大きな度量を持っていきたいものです。
本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
微笑みが溢れる一日になりますように。
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