ソプラノ歌手 下垣真希さんの
「25周年記念 ソプラノリサイタル2015 命の讃歌」
サントリーホール ブルーローズにて。
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11月7日(日)に開催されたコンサート。
超満員の会場で、素晴らしい歌声や演奏を鑑賞させていただきました。
日本の衣装、振袖をアレンジしたような見事なドレスの数々。
立ち姿を拝見するだけでも、思わずため息が出てきそうでした。
二胡のジャー・パンファンさんはじめ、チェロの諸岡由美子さん、
ピアニストの北川美晃さんの演奏もそれぞれ素晴らしく、
見ごたえ、聴きごたえのあるコンサートでした。
下垣さんのトークも楽し買ったです〜。
衣装は非常に重いのだそうです。
だから、ステージの上でヒールで歩くときの音がどっしりとしていたのですね。
コンサートが終わると体重2キロは減るそうです。
日舞の舞台衣装もそうです。
かつらをつけて、引き抜きの衣装まで幾重にも着込むと、
それはそれは身動きできないほどです・・。
私も長唄「鷺娘」のお稽古では、頭にヘルメットをかぶり、
お袖に2リットルのペットボトルを入れてお稽古したものです。
下垣さんは、
ドイツの東西冷戦時代からベルリンの壁の崩壊までの激動期に
ドイツで生活をされてこられました。
帰国して、ベルリンの壁崩壊の日を迎えたということです。
おじさまも長崎の原爆で亡くされています。
ですから、命と平和の尊さを人一倍感じておられます。
長崎の被爆者永井隆博士の文字「平和を」がバックに大きく映し出される中、
「長崎の鐘」を熱唱されました。
日本の歌の数々・・思わず涙がこぼれました・・・。
彼女の心が伝わってくるからなのでしょう~~。
東日本大震災の被災地へ向けて愛の歌声コンサートをずっと続けてこられています。
未だに仮設住宅での暮らしを強いられている人も大勢いらっしゃいます。
同じ日本人として、まだまだそういう生活を強いられている方々の幸せを
共に祈りたいと思います。
花は花は、花は咲く〜〜。♪
きっと、必ず〜〜。
透明感のある素敵な歌声を世界中の人の心に、
これからも届けていってくださいね。