今、小泉八雲を想う

皆様、おはようございます。

『耳なし芳一』や『怪談』などを書いた明治時代の作家小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。
彼は、日本の松江に住んで、日本に魅了されていきました。

 

アイルランド人の父とギリシャの母を持ち、やり手の新聞記者から当時新進気鋭の作家としてニューヨークで活躍していた人でした。

日本人から見たらごく普通のこととして映るものに、彼は感動していきます。

 

橋を渡る下駄の音。
荷車の音。
みんな美しい。

 

近代化の波に乗って行く日本に対して、彼は言います。

 

「単純、温和、丁寧、親切、ほほえみ、幽霊、
そんなものを愛する人間を、もう日本はいらないのです。

 

日本は機械と科学の道を行き、
傲慢で利己的な、
固くて乾いた魂しか持たない人間でいっぱいになるでしょう」

 

 

近代化の道を突き進みながら、日本が置き去りにしてきたものを、
小泉八雲は、しっかりと捉えていました。

 

今時空を超えて、その心を取り戻してもいい時にきていると、思いますね。

 

今日も素晴らしい一日でありますように。
お元気にお過ごしくださいね。行ってらっしゃ〜い。

 

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