おはようございます。
お酒を醸造するといいますね。
「醸造」は「醸(かも)す」という言葉を使い、
語源は「噛(か)む」からきています。
最も原始的なお酒は、お米を口で噛んだものを吐き出して、
それを一定期間蓄えてつくったということです。
それは唾液の酵素の働きを利用したものですね。
「大隈国風土記」にも、口噛みのお酒の記述があります。
こうした口噛みのお酒作りはすべて女性によって行われました。
殊に、神のお祀りのときに捧げる「神酒(みき)」は、
若い未婚の女性が噛んだお酒でなければならなかったということです。
もともと田植えは早乙女が行う風習があったり、
蚕の糸も若い女性の唾液を使ってつむいだりと、
そんな話を聞いたことがあります。
日本には独特の女性崇拝の信仰があったと考えられます。
明日もこの続きをお話します。
本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
心踊る一日になりますように。
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