おはようございます。
年・月・日・方位を表すのに今も使われているのが「十干十二支」です。
遠いようでいて、意外と身近で使われていますよね。
「あなたは、なに年ですか。」なんて、よく尋ねられますね。
十二支は、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」を表します。
十干は、「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちの
え)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずの
と)」を表します。
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例えば、
今年2014年は、「甲午(きのえうま)」の年です。
野球場の甲子園は、「甲子(きのえね)」の年につくられました。
戊辰戦争は、「戊辰(つちのえたつ)」の年に起こったことからこう名付けられました。
面白いですね。
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この十干十二支を掛け合わせたものが干支で、「兄弟(えと)」とも呼ばれ、
古代中国から伝わった陰陽五行を取り入れて、
組み合わせは60に及び、「六十干支(ろくじっかん)」といいます。
「甲子(きのえね)」から始まり、
「癸亥(みずのとい)」の60年まで数えます。
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これが満60歳を祝う「還暦」です。
「本卦還り(ほんけがえり)」とも呼ばれます。
61年目で一巡して、元にもどって、最初から数え直します。
江戸時代の人の寿命は短く、60年生きることができれば長生きでした。
60歳になって還暦のお祝いをするときに、赤いちゃんちゃんこを着るのが習わしでしたね。
赤い色は、「赤ちゃんに還る」という意味と「魔除け」の意味があるそうで、
「赤い頭巾、赤いちゃんちゃんこ、赤い座布団、扇子」などを用意して、
生まれ変わった気持で、さらに長寿をという願いを込めて一族の長老の還暦を一同が集まって祝ったものです。
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『船頭さん』という歌の歌詞には、
「村の渡しの船頭さんは 今年六十のお爺さん・・」とあります。
今は寿命も長くなり、60歳といってもまだまだ若々しく、現役で働ける年齢でもありますね。
ぜひ生涯現役で、輝いていていただきたいと祈っています。
本日もお読みくださいまして、ありがとうございました。
心静かな一日をお過ごしくださいませ。
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