先日、季刊誌「Smile」におもてなしの心を書かせていただきました。
心からのおもてなしというのは、お金をもらってすることではなく、常日頃の思いやりや分かち合いから生まれるものだと。
「男は度胸 女は愛嬌」ということで、江戸の商家の女将さんは「笑顔」を大切にしていました。
「笑顔」はいい女の条件だったそうです。
その上、「目は口ほどにものを言う」と言われるように、目つきにも気を使っていました。
これは常日頃、どこでもお客様に接するようにしていたからこそ、自然にできたことなのですね。
ハワイ流おもてなし 第2弾
ハワイのワイキキにある小児科病院、シュライナーズ・ホスピタル。
2年前に建てられたというとても綺麗な病院でした。
ここは、善意ある人々の寄付で創設され、しかも医療費、入院費、薬代が全て無料ということです。外科を主にしている病院です。
ハワイ以外にも近隣の国々から治療を受けに来ています。
一歩この建物の中に入ると、清潔感があって、とても病院とは思えないところです。
日本で言えば、市や区の新しい施設に来たような、そんな感じでした。
スタッフの対応がまた素晴らしいのです。
さりげない笑顔。
そして、自然体で声をかけてくれます。
「やあ、よく来てくれたね。ありがとう。」
ここに1週間ほど入院すると、もう家に帰りたくなくなるそうです。
日本人はこんなふうにはなかなか言えません。
人は常日頃の思いや行動がふっと出るものです。
私たち日本人が見習うべきことだなあと、改めて感じました。
江戸のいい女の条件の一つは、「笑顔」だったそうですよ。
女性はいい女を目指して。
男性はハワイ流にいい男を目指して。
今週も笑顔で、福をいっぱい呼び寄せましょう。
今週もよろしくお願いします。