昨日ご紹介しました、ハワイのワイキキにある小児科病院、シュライナーズ・ホスピタル。
中で働く人のおもてなしの心に、心打たれました。
建物にもちょっとした工夫が施されていたのです。
二階建ての病院ですが、一階は魚を、二階は鳥をテーマにしていました。
病室に入ると、壁には魚の絵が、天井にはタツノオトシゴやヒトデなどの絵が描かれて、
枕もピンクやブルーの色を基調にした可愛い絵柄になっていました。
通路を歩くとそこにも海の生物たちがいっぱいいます。
二階には、手描きで鳥たちが描かれていました。
病室の内側のドアの上に二羽の綺麗な鳥が向かい合ってとまっていたり、応接の空間の壁には鳥たちが群れをなして飛び交う姿が描かれていました。
天井にまで絵を描いて、寝ている子供達の不安を取り除く工夫が凝らされているのですね。
エレベーターの前にも魚やハイビスカスなどのモザイク画がびっしりと描かれて、
これでは退院したくなくなる子供達の気持ちも分かります。
こんな手法を日本の病院も取り入れたら素敵ですね。
私はふと、日本もさりげないおもてなしを実践している高知県の「おもてなしトイレ」を思い出しました。
日本の「おもてなし」の心は世界に誇るべきもの。
こんな「おもてなし」を実践している行政を紹介します。
「おもてなし認定制度」を奨励している、
高知県県庁のおもてなし課。
2007年、「観光客をお迎えする環境を整える」目的で設立された部署です。
その一つの取り組みが「おもてなしトイレ」。
トイレを訪れた人に気持ちよく公衆トイレを使ってもらおうということです。
「おもてなしトイレ」となる条件は、
1.清潔である。
2.明るい(50ルクス以上)。
3.臭いがないこと、又は臭いを消す対策をとっている。
4.トイレットペーパーの予備を置いている。
5.洋式トイレが1カ所以上ある。
6.利用者への“おもてなし”がされている。
去年9月に第一号の認定を受けた、いの町の農産物直売所「レストパークいの」のトイレは、いつも花が飾られ、清潔で、爽やかな音楽まで流れていて、落ち着いた気持ちのいい空間だそうです。
この「おもてなし認定制度」は県内ですっかり定着し、施設や県民も全面協力。
トイレ事情は大幅に改善され、
県観光施設やコンビニエンスストアなど約530か所が、現在認定証を交付されているそうです。人気上場。この認定証、いいですね。
オリンピック会場となる東京の各地区が、そっくりそのままこの認定制度を導入したら、
日本の心、奥ゆかしき「おもてなし」の心とはこういうものかと、海外の人からもびっくりされることでしょう。
是非実現してほしいものです。
水の豊富な日本。
江戸も上下水道の設備がなされていました。
特に下水道設備は、当時のパリやロンドンよりも進んでいたのです。
江戸っ子の自慢。上水道。
「江戸っ子は水道の水で産湯を使い、乳母日傘(おんぼひがさ)で育つ・・・」
江戸の上下水道の設備の素晴らしさは、日本の自慢ですね。
そして、日本のトイレの素晴らしさ、アピールしていきたいですね!