中国思想の影響で、「邪気を払う」という風習が日本にはたくさんありますね。
「冬至」(昼がもっとも短く、夜がもっとも長いとされる日)に、
無病息災を願って、南瓜(かぼちゃ)を食べたり、柚子湯に入って
邪気を払い、無病息災を願うといわれています。
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「邪気を払う」ものは、ほかにもあります。
お正月の和風の女児の遊び道具、
羽根つき遊びの羽子板が、邪気を跳ね(羽根)返す板として、
女子の健やかな成長を願う人気の縁起物でした。
羽根は、「無患子(むくろじ)」という木の実に羽根を付けたものです。
この名にも、子供が病気をしないようにという願いが込められています。
東京浅草寺境内の「羽子板市」は人気ですね。
華やかな羽子板に、我が子を思う親心がそっと込められていたのですね。
今では羽子板で遊ぶ女児の姿を見かけなくなりました・・・。
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