おはようございます。
「夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る」
立春から数えて88日目を「八十八夜」といいます。
今年は5月2日になりそうです。
「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る」
と、茶摘み歌にもあるように、
お茶の新芽が萌え出し、茶摘みが始まる時です。
古来、「お茶は養生の仙薬」と言われ、
八十八夜に摘み取ったお茶は不老長寿の新茶として、
とてもおめでたいものだったそうです。
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お茶摘みは八十八夜の一番茶、
七月前後の二番茶、
七月中旬から八月下旬の三番茶と、
年三回行われますが、
やはり一番茶は若々しい香りに満ちて、美味しさも格別ですね。
一杯の香しいお茶は、人と人との心をつなぎます。
まさに茶道はおもてなしの極致ですね。
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どうも江戸の裏長屋の八っあんも、日常的にお茶を飲んでいたらしいのです。
文政年間、1828年、鈴木牧之は、女性しかいない家で、
その家の女性が紙袋から茶葉を出して、それを煮出したものをごちそうになったそうです。
新潟県と長野県にまたがる秋山という山深い、そんな土地でもお茶を飲んでいたのですね。
客人のもてなしにお茶が使われていたとは。(『秋山紀行』)
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日本人はお茶好きですね。
今日もお茶を一杯。
心が安らかになりますね。
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本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
ゴールデンウィークの真っ最中、楽しい一日になりますように。
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5月は少し趣向を変えて江戸吉原のお話をします。
どうぞ遊びにいらしてくださいね。
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