おはようございます。
新茶の香 真昼の眠気 転じたり (小林一茶)
新茶のことを「走り茶」とも言います。
新茶が出回ると、前年のお茶は古茶となるのですね。
お茶は温暖な土地で育ちますよね。
生産量が最も多いのは静岡県で、やぶきた茶、牧之原茶、川根茶が有名です。
次は、鹿児島県のかごしま茶で知覧茶(ちらんちゃ)がよく知られています。
次いで、三重県の伊勢茶、京都の宇治茶、福岡県の知覧茶(やめちゃ)などが続きます。
このほか、この辺だと埼玉県の狭山茶、そして佐賀県の嬉野茶など、
八十八夜を過ぎると、お茶好きにはたまらない新茶が各地から続々と出荷されますね。
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香気があり、新鮮な風味の新茶を、和菓子とともに味わいたいですね。
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茶道の私の師匠は小学校でお茶を教えていますが、
子どもたちがお茶を始めるきっかけは、
男の子も女の子も
「和菓子を食べたいから」だそうです。
芸術品のような季節をうつした美しい形と色。
日本人のものづくりを大切にする気質と繊細な感性が結晶したものです。
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今は残念ながら、
和菓子の専門店が少しずつ陰をひそめていってます。
高価なものでもありますし、
お茶菓子として他のものでまかなっている人も多いですよね。
需要がどうしても少なくなっているのでしょう。
お抹茶や季節の新茶には、是非和菓子を買い求めたいものですね。
今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
今日も佳き一日をお過ごしになりますように。
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