おはようございます。
周りの大自然が躍動感に溢れ、待ちに待った春を謳歌する季節ですね。
文部省唱歌『春の小川』は、実は二度、歌詞の変更がありました。
一番だけでも微妙に変っているのですよね。
1912年尋常小学校唱歌(初代)
春の小川はさらさら流る。
岸のすみれや、れんげの花に、
にほひめでたく、色うつくしく
咲けよ咲けよと、ささやく如く。
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1942年国民学校初等科教育唱歌(二代目)
春の小川は、さらさら行くよ。
岸のすみれや、れんげの花に、
すがたやさしく、色うつくしく
咲いてゐるねと、ささやきながら。
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1947年現代版文部省唱歌(三代目)
春の小川は、さらさら行くよ。
岸のすみれや、れんげの花に、
すがたやさしく、色うつくしく
咲けよ咲けよと、ささやきながら。
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旧暦4月は、もう既に夏で、衣替えの季節です。
新暦では、春たけなわのこの時期、野山も新緑に覆われ、
大地や野に咲く花も可憐で、一層愛おしくなりますね。
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4月の異名について見ていきましょうね。
十二支で四番目にあたるので「卯月(うづき)」といわれます。
稲穂を植える月なので「植月(うつき)」ともいわれています。
新井白石は、面白いことを言っています。
卯月に咲くから卯の花というのであって、卯の花が咲くから卯月というのではない。
~新井白石の語源の注釈書(『東雅』)より~
「卯の花」というのは、童謡『夏は来ぬ』では初夏の歌として歌われています。
そうか、旧暦で言えば、夏なのですね。
4月の異名、そのほかには、
余月
卯花月
花残月
始夏月
六陽
純乾
修景
などなどがあります。
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春の気候は変わり目の時期。
眠ったような冬から活動の季節に入るので、気象の変化が身体にも複雑に影響します。
脳下垂体の機能が高まり、性ホルモンの分泌なども盛んになります。
子どもたちはこの時期、身長が伸びるといいます。お子さんに注目してみてください。
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更に、この時期は寒暖の差が激しいのに加えて、心もウキウキ状態からイライラするような不安定な状態にもなるということです。
精神病やノイローゼも出やすいので、周りの人への配慮も必要ですね。
風邪も引きやすい時期ですので、オーバーやコートなどもうまく組み合わせてくださいね。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
今日も幸せな一日をお過ごしくださいね。