広報誌smileで「輝く女性」を

広報誌smileの「輝く女性」コーナーに掲載

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現在の仕事にやる気が持てないとか、生きることに希望を見い出せないという時は、本当の自分を見つけていくことで、自分がこの世に生きている使命感というものが湧いてくるものだと思うのです。
日本人の持つ精神性の高さ、たゆみなく錬磨されてきた伝統的な技術、文化などを学ぶことから日本人としてのDNAが目覚めるという、自分との出会いの体験もできると思います。

椿山荘

稲作を中心にしてきた日本という国、そこから生まれた伝統芸能や風習、自然崇拝など、先人からいろいろなことを学ぶことができます。五感を研ぎ澄まして、そこで自分というものを見つめていくことができます。そして、心穏やかな自分らしさを見い出していければ、みなそれぞれ一人一人の方が輝くような人生をおくれると思います。私は、みんながそうなることを願っています。それが日本を平和にし、世界を平和にすることにもなるからです。

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朝起きたら、軽く瞑想をします。自分から温かいエネルギーが出て、それが大きく広がって、周りの人を皆包み込むようなイメージをします。夜は、その日にいやなことがあったとしても、感謝の言葉で綴る日記をつけて寝ます。

思考をできるだけポジティブに持つことはよき出会いを引き寄せるようになります。自分を健康に保つためには、精神面もとても大切だと思いますね。

日々電車に乗るときは、運動不足の解消のために、エスカレーターを使わずに階段を使うとか、ジェンヌ式スマイル教室で学んだスマイルを日々実践するようにするとか、栄養のバランスを補うためにアミノ酸バランスの整った食品を採るなどにも、心掛けています。

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7年後、日本にオリンピックがやってくることが決まり、日本はこれからよりよい飛躍ができる時代へと入っていく予感がします。IOC総会での滝川クリステルさんの“おもてなし”のスピーチはとても感動しました。
元々、おもてなしの心とは、本来、お金をもらってやることではなく、家にお客様をお招きして心から歓待するような、そういう自然体の行為だと思っています。
江戸時代の商家の女将さんも、殊更おもてなしと銘打って行っていたわけではなく、笑顔を大切にして、誰に対してもどこでもお客様に接するような行いをしていたようです。その町の人たちがみんなそうであれば、この町全体、居心地がよいなと感じられると、外からきた人はそう思えると思うのです。
オリンピックまでにそんな東京に、また日本になってほしいと、切に願っています。
ですから、日々お互いに思いやりや助け合いの心を常に持っていきていることそのものが、おもてなしの心を表していくことになると思いますね。

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女性が輝いて生きることは、家庭にとっても社会にとっても、非常に大切なことです。元々母性のある女性は、大きな愛で包容し、やさしく育てていく力があると思うからです。女性のパワーで平和で穏やかで暮らしやすい世界をつくっていきましょう。
そのためにも、これから、若い世代の女性たちが自分らしく、美しく、素晴らしい未来を築いていけるように、私も微力ながら応援をしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。

7.19天活塾2

『天活塾』での講義

「江戸の女性の自由でぶれない生き方を学ぶ」