鎌倉、円応寺、運慶、閻魔大王
Feb 27, 2020
笑っている?閻魔さま
北鎌倉駅から鎌倉街道を南東に鶴岡八幡宮方向にずっと歩いて行くと、
建長寺を過ぎて巨福路坂洞門の手前右側に円応寺があります。
閻魔大王座像(国重要文化財)で有名なお寺ですが、それほど観光客が多くはなく、割と静かにお参りができます。
鎌倉街道からの石段を上っていくと、狭い寺域の真正面に本堂があり、
うす暗い中に閻魔様がほの明るく見えています。
運慶作の「笑い閻魔」と呼ばれています。
運慶といえば、鎌倉時代に活躍した仏師です。写実的で勇壮な金剛力士像などが有名ですね。
この運慶ですが、閻魔大王座像にはこのような逸話が伝わっています。
運慶が頓死して閻魔様の前に引き出されたとき、
「お前は生前の罪により、地獄へ落ちるべきところであるが、もしお前がわしの姿を彫像し、その像を見た人々が悪行をなさず、善い縁に導かれるなら、お前を今一度娑婆に戻してやろう。」と言われ、
運慶がそれを約束したので息を吹き返したというのです。
運慶は生き返った喜びに思わず笑いながら閻魔像を彫ったため、閻魔様のお顔も笑っているように見える・・・と。
閻魔様をよくよく拝見したところ、
やっぱり怒っているように見えるのですが・・、
皆さんにはどのように見えますか?