古事記
May 19, 2016

日本の神様5「国之常立神」

【日本の神様5

皆様、おはようございます。

今まで登場してきた神々五神を神五柱(いつはしら)と呼びます。

天地が現れて早い時期に成った特別な神様たちということで、別天神(ことあまつかみ)ともいわれます。

『古事記』では、次に登場する神々の時代を「神代七代」と呼びます。

その最初に現れたのが「国之常立神(くにのとこたちのかみ)」です。

国土がまだどろどろの状態の中で人間が住む大地を創った神です。

国之常立神は、国土がまだ混沌としている状態のときに登場し、

泥土を凝集させて生命力(神霊)が宿る大地を形成したとされています。

この大地の上で人間は生きて、さまざまな経験を積み重ねていきます。

この大地は私たち人間が魂の旅をする場所ですね。

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「神様カード」によれば、我を忘れて役を演じることに没頭してしまっている私たちを、

国之常立神(くにのとこたちのかみ)は笑って、気づかせてくれるといいます。

大地の上で色々な役を演じていることを忘れ、

その役そのものを自分だと思い込んで生きているのが私たちです。

舞台から客席に降りて、無心になって自分を客観視してみましょう。

日々背負っている重荷を下ろし、身も心も軽くなりましょう。

無垢な心に戻った時、

今までとは違う次元へ上昇するチャンスが到来します。

私たちは無限の可能性を持っているのですもの。

次のステップへと次元上昇しましょう。

夕陽

 

May 15, 2016

日本の神様4「天之常立神」

【日本の神様4】

皆様、おはようございます。

地球はその初め、大地はまだ若く、どろどろとした形にならない脂のような状態でした。

高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすび)が現れた後、

葦の芽のように伸びてきたものの中から、また二柱の神様が現れます。

宇摩志阿斯詞備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)と

天之常立神(あめのとこたちのかみ)です。

天之常立神(あめのとこたちのかみ)は、初めて物理的なエネルギーを持って姿を現しました。

いよいよこの地球という世界が展開し、繰り広げられていきます。

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この宇宙は、見えるものと見えざるもの、陰と陽、光と闇、男と女というふうに

二極のもので全てが出来上がっています。

今までの見えざる世界から姿が見える世界へと変容を遂げたのですね。

Peaceful background - blue sky, bright sun, heaven

Peaceful background – blue sky, bright sun, heaven

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天之常立神(あめのとこたちのかみ)というのは、

「神様カード」によれば、この世界でただ一人唯一無二の自分を、

人生という舞台の上で表現する時といいます。

見えざるものから見えるものへの変容。

それは、常日頃、何を思うか、どんなことをしてみたいか、自分が本当に幸せと感じることは何か、

この世に生まれてきて本当にしたかったなあと思うことはどんなことか・・・、

それが人には見えざるものですが、自分にとっては大変重要なことです。

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次に、思いを形にすること。

現実の執着やこだわりを捨てて、思う存分にやってみたいことにチャレンジしましょう。

そうすれば、形になって表れていきます。

思い、そして、チャレンジと行動。

この世に生まれてきた尊い命を、思う存分使い、楽しみましょう。

富士山

 

May 14, 2016

日本の神様3「高御産巣日神」「神産巣日神」

【日本の神様3

皆様、おはようございます。

私たちが住むこの地球を宇宙から見ると、

美しくて、まるで奇跡のような存在だといいます。

この地球を人類が我が物顔で私的に所有し、破壊し尽くしている様子を見て、

地球をつくってきた神々~私たちの祖先~はどんな思いで見ているのでしょうか。

一粒の水滴に全宇宙が宿っていると、

空海は言っていたそうです。

一粒の水滴が全宇宙なら、私たちの一人一人の命はどれほどの重みがあることでしょう。

互いの命を奪い殺戮し、この世界を征服してきた人類の歴史に、

神々は深い悲しみを抱いてきたことでしょう。

P1170240

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さて、地球の創成期はどんな様子だったのでしょうか。

地球はその初め、大地はまだ若く、水に浮く脂のようで、くらげのように漂い、

しっかりと固まっていませんでした。

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「古事記」によれば、天地(あめつち)が初めて地球に現れたとき、

三柱の神々が現われましたと。

最初に高天原の降り立ったのは、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)であり、

その後、二柱、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすび)が

成り出でたといいます。

高御産巣日神(たかみむすびのかみ)は、政治的な神、天皇の系譜へとつながり、

神産巣日神(かみむすび)は、穀物の女神、出雲の守り神へとつながっていきます。

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二柱は「むすひ(産巣)」という生成を司る神々です。

「神様カード」では、自分の本質に目覚め、生まれ変わる時といいます。

自分という存在は、今現実の世界の中である役割を演じているに過ぎません。

本当の自分の本質を知った時、人は自分さえも震えるほどの驚きを経験するといいます。

今生で幾重にも身にまとってきた固定観念という鎧かぶとを捨てていきましょう。

心素直に、穏やかに、大いなるものに身を委ねていきましょう。

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赤子のような無垢な自分に戻っていくことこそ、自分が生まれ変われる時です。

全てをそのまま受容できる、いいも悪いも超えた命の輝きを認め合える自分に。

この二柱の「むすひ(産巣)」とは、そんな生き方を教えてくれているように思います。

今日から新しいことを始めたら、きっとうまくいきますね。

すべては完璧、大成就です。

地球

 

May 9, 2016

日本の神様2「天之御中主神」

【日本の神様2

皆様、おはようございます。

日本最古の歴史書「古事記」。

天皇統治の由来と王権による国家発展の歴史を説いています。

最初に登場する神、しかも一度きり。

その名は、宇宙神 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。

神様2

 

「古事記」では、神が現れるときには「成った」という表現を使っています。

時空の揺らぎから宇宙が「成った」とい現代の物理学理論と同じような表現をしているのが面白いですね。

古代の日本人は今のような宇宙観を抱いていたのでしょうか。

もしかしたら、今よりも優れた感性を持っていたのかもしれませんね。

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高天原に成りいでた神、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。

宇宙の創造そのもの、宇宙の中心に座す神様です。

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「神様カード」では、変容の時といいます。

「変容」とは、今まで見えなかったもの、感じなかったものに気づくということ。

風に揺れる八重桜の花びら。

今まで感じなかった、この繊細で美しい色、形、しなやかさ・・・。

全てが宇宙と一体・・・

宇宙を神と例えるならば、全てが神が創りたもうたもの。

それを感じて感動している自分も宇宙と一体で生きている・・・

私たちもこの宇宙と同じ・・・

同じエネルギーを持っているのです。

何も恐れることはないのです。

いつも宇宙神である「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」と

一体であるのです。

私は宇宙そのもの。

神の創りたもうた尊い器。

そう感じることができるのが「変容の時」。

素晴らしい自分に感謝を捧げましょう。

さあ、今日も愛と感謝いっぱいに。

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