江戸人の粋でお花見舟がいかが
【江戸人の粋でお花見】
皆様、こんにちは。
いつもご覧いただき、ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
梅の花がほころび始めましたね。
例年よりも早い春の訪れを感じますね。
まだまだ先と思っている桜の季節ですが、
お舟の予約をいたしました。
もう既にほとんどが貸切状態です。
(こりゃ、まいりました〜〜)
目で愛でるお花見舟
・3月31日(金)10:30~11:45(75分)
桜と心で対話をする夜桜舟
・4月5日(水)20:20~21:50(90分)
ご希望の方がいらっしゃいましたら、なるべくお早めにお知らせください。
よろしくお願いいたします。
おもてなしの言葉3「どうぞお上がりください」
我が家へお客様をお迎えするとき、
「どうぞお上がりください。」
と言いますね。
丁寧な言葉です。
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玄関で履いている履物を脱いでいただき、
一歩、二歩と上がり框(かまち)から上がってくださいと、
そんな意味も込められていますね。
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「どうぞお入りください。」というのも
よく使われる言葉ですが、
これは履物を履いたまま入っていただく、
お店や事務所、会社などにふさわしい言葉ですね。
外国では靴を履いたまま個人宅に入りますので、
この言葉のほうがしっくりきます。
さて、お客様に親しみと歓待の思いを込めて、
「どうぞお上がりください。」と、
さらりと言えるようになりたいものです。
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おもてなしの言葉2「ようこそ、お運びくださいました」
空港で外人さんをお迎えする言葉。
「ようこそ、日本へ!」
空港でよく見かけますね。
帰国してきた日本人でさえ、嬉しくなります。
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お客様をお迎えするとき、
「ようこそ」に続いて「おいでくださいました。」
というのが最初のおもてなしの言葉ですね。
「ようこそ、おいでくださいました。」
「ようこそ、いらっしゃいました。」
さらに、こんな歓迎の言葉もあります。
「ようこそ、お運びくださいました。」
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「お運び」には、遠方より足をここまで運んでくださった、その労力や時間、費用など全部をひっくるめて感謝とねぎらいの気持ちを表す言葉です。
ここまで来てくれるのは当然でしょうなどという思いは微塵も感じさせません。
ただただ相手を思いやる気持ちのみです。
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「本日はお足元の悪い中」というふうに、雨や雪の日には言いますね。
防寒をし、傘を差しながらも 衣服や履物などを濡らし、
時間を割いて、ここまでおいでくださった、なんてありがたいことなんだろうという思いが込められていますね。
昨日は”和のたしな美塾”の新年会でした。
大寒が過ぎ、寒さもひとしお、そして雨や雪も懸念されましたが、
お天気に恵まれてほっと胸をなで下ろしました。
年に一度の行事にわざわざ足を運んでくださる皆様には心から感謝しています。
ありがとうございました。
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どんな方に対しても、心のこもった歓迎の言葉
「ようこそ、お運びくださいました。」を使いたいものです。
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後日お礼状には、
「ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。」
なんて、さらりと書けたら、かっこいいですね。
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おもてなしの言葉1「お待ちしていました」
「もてなし」の丁寧語は「おもてなし」。
この言葉はオリンピック招致のプレゼンの時の滝川クリステルさんによって、
本当に有名になりましたね。
「お」「も」「て」「な」「し」のジェスチャーも流行しました。
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「おもてなし」は「表がない」ことに通じます。
「裏表がない心」を表します。
ということは、真心を持って相手を歓待する誠意をそのまま表現することになります。
それは日常のごく普通の心のあり方にも通じるように思います。
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お客様を迎える時の言葉
「お待ちしていました。」
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お茶のお稽古に出向いて、師匠の前で「今日もよろしくお願いします。」と
一礼するときに、いつも 「お待ちしていました。」と、
この言葉をおっしゃってくださいます。
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ああ、待っていてくださったのだなあと、毎回この言葉を聞くたびに感激します。
電車を乗り継いで、やっと辿り着いた師匠の家で最初に語りかけてくださる言葉。
「お待ちしていました。」
素敵なおもてなしの言葉です。
人は真心のこもった言葉によって癒されますね。
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江戸の女子の成人式には「髪上げ」「島田髷」
成人式、おめでとうございます。
振袖姿を拝見するのは、楽しいものです。
一人前の大人として認められる日ですね。
かつての男子は元服として15歳ごろ、女子は髪上げとして13歳ごろ行われる儀式でした。
大人になるのを機に、髪型も着るものも変りました。
身も心も引き締まる思いだったのでしょうね。
男子は、元服の時に、幼名を改めて大人の名前をつけました。
暮れになると「忠臣蔵」のドラマや映画をテレビで放映しますが、
大石内蔵助の長男大石主税(ちから)が元服するときには、
良金(よしかね)という名前に変わりました。
討ち入りの元禄14年(1701年)12月に元服をして、義盟に加わったのです。
そして間もなくの討ち入りでした。
昔の武士の覚悟には言葉も出ません・・。
胸がいっぱいになりますね。
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さて、江戸では、男女ともに3歳までは坊主頭に剃っていて、
3歳の「髪置き」から髪を伸ばし始めたといいます。
男の子も女の子も坊主頭だったなんて・・。
男子は、15歳頃、成人式である「元服」で、仮親が前髪を剃ります。
女子は、12歳から16歳ごろの成人式である「髪上げ」で、
それまでの桃割れなどから島田髷(まげ)に結い上げます。
「十六島田」とも言われるように、
16歳頃から嫁入り前の娘が結うのが「島田髷」でした。
江戸時代には、武家、町人、粋筋などの階層や、女子ならば未婚、既婚、後家などみ見た目ではっきりと分かったといいます。
娘は結婚が決まると、「お歯黒」を初めてつけます。
人妻になったら、口は真っ黒、髪は「丸髷」にします。
子持ちになると、「眉剃り」をします。
「丸髷」「眉なし」「真っ黒な口元」と、娘は見た目も大きく変身していきます。
二十歳前後だというのに、かなりふけた印象になってしましますね。
当の本人もショックを受けたり、周りの人からからかわれたりもしたそうです。
お歯黒をつけて娘は野暮になり(柳多留)
こんな川柳も生まれました。
幕末にやってきた外国人は、日本の素晴らしさを賞賛していましたが、
「お歯黒」だけはどうも好きにはなれなかったようですよ。
今に生きている私たちは幸せですね。
江戸の将軍も長屋の熊さん八つぁんも食べたお雑煮とは
皆様、新年明けましておめでとうございます。
年末に準備したお餅。
おせち料理とともにお餅をいただくのが日本の習わしです。
お餅を美味しく召し上がっていますか。
お正月のお餅は、
都会では餅屋(米屋)に注文したり、
スーパーでパックになっているものを買ってきたりします。
昔はペッタン、ペッタンとおじいちゃんが餅をついて、
おばあちゃんがそばで水をひょいと入れていたものです。
あの音は心地よくって、つきたての餅を納豆餅にしたり、
あんこで食べるのが美味しかったです。
ふかしたての餅米も、食べると胃を悪くするよと言われながら、よくつまみ食いしました。
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かるがると上る目出度し餅の杵 高浜虚子
お正月にいただくお餅には、格別の思いがありますね。
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今と違って、江戸の人たちは前の年の12月15日までに餅つきの申込みをしていました。
また、この日までに予約をしないと、お正月の餅は買えなかったということです。
江戸も初めは関西のように丸餅でしたが、
せっかちな江戸っ子は、一つ一つ丸める手間を嫌って、一挙にのして、
包丁で四角く切るようになったようです。
長屋は一つの共同体です。
大家さんから見れば、店子は子ども同然。親代わりのようなものです。
門松だけではなく、お正月用品もおせち料理も共同購入しました。
大家さんの采配で、長屋の住人全員協力したそうです。
年末または年始に、大家さんは店子にお年玉を配りました。
それはお金ではなくて、鏡餅でした。
鏡餅が丸い形をしているのは、お年玉の玉に似ているとか、
健康であるために心臓の形に似せたということです。
餅つきができるのは江戸市中では大きな商家だけで、
庶民は大家さんにもらった丸餅を台所に飾って正月をお祝いします。
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江戸のおせちもお雑煮も質素でした。
おせち料理は日持ちのする煮しめで、酒の肴でした。
お雑煮もシンプルで、
醤油のおすまし汁に、
焼いた四角い餅と小松菜に油揚げ(または鶏肉かかまぼこ)が少しだけでした。
どうも徳川家康公が
「貧しかった頃を忘れずに、年の初めにはこれを食べよう」と言ったことに始まって、
代々将軍家ではこのお雑煮を食べていたそうです。
江戸中もそれにならって、同じようにシンプルなお雑煮を食べていました。
諸国から大勢の人がやってきて集まっていた江戸で、それぞれの郷土料理としてのお雑煮も食べていたようですが、
一方で、将軍と長屋の住人が同じ質素な小松菜入りのお雑煮を食べて初春を祝していたなんて、
ちょっと微笑ましい光景ですね。
ちなみに小松菜は、小松川(現:東京都江戸川区)から、五代将軍綱吉公が命名したということです。
皆様も、お雑煮をたんと召し上がれ。
江戸っ子も大好きだった七福神巡り
皆様、おはようございます。
いよいよ本年の大晦日を迎えましたね。
一年間本当にお疲れ様でした。
海の向こうからやってきた幸せを呼ぶ神様たち、「七福神」。
中国やインドからやってきた神様たちですが、唯一日本の神様は恵比寿天(えびすてん)です。
福徳や商売繁盛を授ける神様ですね。
たくさんいる福の神からラッキーセブンの七神になったのは室町時代です。
中国の水墨画に描かれた、竹林に遊び、清談にふける「竹林の七賢」の影響を受けたといわれています。
七福神へのお詣りは江戸中期以降に流行しました。
文人、俳人の初春の風雅な遊びとして始まったそうです。
「恵比寿(えびす)・大黒天(だいこくてん)・弁財天(べんざいてん)・毘沙門天(びしゃもんてん)・布袋(ほてい)・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人(じゅろうじん)」を七福神とし、金銀財宝を積んだ宝船に乗って訪れるという絵柄が江戸で大流行となりました。
最も古い七福神は、不忍の弁財天、谷中感応寺の毘沙門天、谷中長安寺の寿老人、日暮里青雲寺の恵比寿・大黒天・布袋、田端西行庵の福禄寿です。
江戸っ子たちは、おせち料理の腹ごなしをかねて、有名無名にかかわらず、市中の七福神を捜しながら散策を楽しんだのです。
江戸で人気の神様は、
上方資本の多い江戸の店では、商売繁盛の恵比寿・大黒天。
江戸で生まれ育った職人衆はおおらかな布袋さん。
布袋さんは、いつもにこにこ、美味しそうにお酒を飲んで、子どもたちには好かれている。
しかも弥勒菩薩の化身ともいわれ、最後の最後に民衆を救いにくるという神様です。
そこが江戸っ子好みだったのですね。
武士が好んだのは、煩悩や邪気を払い去り、福徳を授ける毘沙門天でした。
どの神様があなたはお好きですか?
皆様も年明けに七福神巡りはいかがでしょうか。
本年もこの 和のたしな美ぶろぐ をお読みくださいまして、
ありがとうございました。
来年はもっともっと素晴らしい年になりますように。
よいお年をお迎えくださいませ。
日本の「働く」の本当の意味は
おはようございます。
今日も“和のたしな美塾”®から
たしな美人「和の雑学」をお届けいたします。♡
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「働く」って、職業として仕事をするとか、
生計を維持するために稼ぐという意味なのだとばかり思っていませんか。
日本と西洋とでは「働く」ことの意味合いが元々違っていたようです。
西洋的な「働く」という発想から見ると、
「働く(Work)」の反対語は「遊ぶ(Play)」ということだといいます。
もともと労働階級が資産家に時間を拘束されて「働く」という考え方からきているものなのです。
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日本では、「働く」は、
「はたらく(傍楽)」と書いて、
周囲(傍)の人を楽にする、楽しくするという意味があったと言われています。
日本の「働く」には、
奉仕するという意味合いが含まれていて、
苦しいもの、拘束されるという概念はなかったのですね。
日本と西洋との「働く」ことの意味合い、こんなにも違うことに気づかされます。
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先日、野中ともよさんという以前NHKのニュースキャスターをされていた方のお話をお聞きした際に、
お父様から「働くというのは、傍(はた)の人を楽にする、楽しくするものだと教わった。」と、
おっしゃっていました。
そういう教育をお父様から受けてこられたのだと、感銘を受けました。
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明治期から、日本は西洋文明の影響で思想的にも大きな影響を受けて、
物質的にも豊かな経済大国として、先人の努力によってここまでやってきました。
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ところが、東日本大震災、そして熊本大震災を経て、あれ、何か違うと、気づき始めてきたのではないでしょうか。
命のはかなさと生きることの意味を考えざるをえなくなりました。
心の中に、人のために自分ができることを何かしたいという「奉仕」の心が強く芽生え、意識されてきたように思います。
まさに「傍(はた)を楽にする」、自分の命を使って周囲の人に喜びを与える生き方は、
これからの世界をリードする「働く」意味でもあると思います。
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限りあるこの命を大切に使っていきましょうね。
今日もお元気に心晴れやかな一日をお過ごしくださいませ。
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足ゆび健康講座「今年の足指・足裏を振り返って」
【明日の足ゆび健康講座のお知らせ】
皆様、おはようございます。
いつもご覧いただき、ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
明日、12月15日(木)13:00~16:00
「今年の足指・足裏を振り返って」と題して
進めていきたいと思っています。
その後、17:30より「忘年会をもんじゃ」で行います。
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なお、新年会は、
平成29年1月21日(土)15:00〜19:00
落語家百圓師匠の落語2席
和菓子とお抹茶
江戸風家庭料理
(詳細は後ほど)
です。ぜひご参加くださいませ。
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12月15日(木)13:00~16:00の写真
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もんじゃの忘年会
リメイク講座〜手作りのカード入れ〜
【本日12/1 リメイク講座のご報告】
皆様、こんばんは。
本日の「リメイク講座」
高橋祐子さん、田中京子さん
ご参加ありがとうございました。
お二人ともお手持ちの帯で素敵な名刺入れ(カード入れ)が出来上がりました。
それぞれ個性的ですね。
講師の 中山幸恵さん、 仁後圭音子さん、
今日もご指導ありがとうございました。
おかげさまで、簡単に、美しく仕上がりましたね。
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後半は、高橋さんの
「浴衣の着付と日舞のお稽古」の時間。
浴衣の着付のおさらい。
日舞のお稽古『東京音頭』1番。
次回は、襦袢の着付やお太鼓結びもやってみましょう。
襦袢、帯をお持ちください。
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次回は、年明け1月ですね。
日程調整をしましょう。