増上寺の献茶式に参列して

おはようございます。

昨日は、芝、大門の増上寺の献茶式に行ってまいりました。

浄土宗宗祖法然上人の命日の法要ということで、表千家の堀内宗完宗匠によって

ご本尊の阿弥陀如来と法然上人にお茶が献ぜられました。

 

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桜の花が満開で、

朱塗りの建物やすぐそばにそびえる東京タワーの赤い色と桜の花がうまくマッチして、

素晴らしい風景を見ることができました。

 

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元々は正月25日が法然上人の命日で、正月に一週間、御忌献茶式として修されたようですが、

明治ごろから4月に営まれるようになったそうです。

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御忌献茶式は今年で31回目を迎えました。

昭和57年、法然上人の降誕850年慶讃法要から始まったのがこの献茶式です。
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増上寺は、徳川家の菩提寺として、六人の将軍(二代秀忠公、六代家宣公、七代家継公、九代家重公、十二代家慶公、十四代家茂公)の墓所がもうけられています。

 

そこには各将軍の正室と側室のお墓ももうけられていますが、家茂公の正室で悲劇の皇女として知られる和宮のお墓もあるということです。

 

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昭和20年に空襲によって、三解脱門や黒門などを除きほとんど増上寺の建物は消失したのですが、

その後復興を遂げ、現在に至っているのですね。
「三解脱門(さんげだつもん)」は、三つの煩悩であるむさぼり、いかり、おろかさを解脱する門のことだそうです。

この門をくぐることによって、三毒(三つの煩悩、貪・瞋・痴)が解脱できるとされています。

今抱いている悩みを解消したいなあという時に、この門をくぐって、三毒を解脱できるといいですよね。

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本日もお読みくださいまして、ありがとうございます。

東京は桜の花びらが散る様さえも美しい季節です。

今日も佳き一日になりますように。
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