謙虚さを大切に〜岩井重一弁護士〜

昨日、主催者(株)ZACの「最強天活塾セミナー」に参加してまいりました。

 

 

元東京弁護士会会長、元日弁連副会長の岩井重一さんのお言葉を伺って、

ああ、こういう弁護士さんなら相談してみたいなあと思わせる、さすがに素敵な方でした。

ご本人の40年のご経験。

そこには、ずっと変らずに持ち続けてこられた思いがあったのです。

 私は常に謙虚さを大切にしてきました。

 そう思っていると、すべてに対して感謝の気持ちになるのですよ。

 そして、私は相談者との距離感のない弁護士をいつも目指してきたのです。

 どんな職業でも尊いのです。お互いに尊い仕事をしているのです。

 自分を売り出そうとするんじゃなく、むしろそのままの自分を見てもらうのです。

 相手に対して、何をプレゼントできるのかを考えるのです。

 

弁護士として開業して1、2年目は顧問会社が5、6社だったのが、

10年後には100社になったのだそうです。

どうしてそんなに契約できたのですかと驚かれ、よく尋ねられたそうです。

 

法テラス(日本司法支援センター)という弁護士の司法支援システム(無料法律相談と裁判費用等の立替)も立ち上げられて、

無給で業務をされ、後進を育ててこられました。

無給でというのは、なかなかできるものではありませんよね。

手帳とペン

天職を探している若者に対して、

 仕事というのは尊いもの。お互いに認め合うこと。

 自分が取り組んでいる仕事に誇りをもつこと。

 自分を成長させるためには何が必要かを常に考え続けること。

 人様のお役に立っているのだという自負を持つこと。

 

そんなことを伝えておられました。

 

 

これは余談ですが、

弁護士さんは、法廷での尋問技術、話し方もとても重要です。

私もよく法廷に立ち会いながら、司法研修所でそういうことも教えるべきだと思ったこともあります。

岩井先生もご自分でプレゼンテーション能力や尋問技術を勉強されたそうです。

さすがです。

 

座右の銘は、

我以外みな我が師であるという、宮本武蔵に語らせた作家吉川英治の言葉です。

これからもすべてに対して感謝の気持ちを抱かれながら、歩んでいかれるのですね。

今後のご活躍も楽しみです。

 

それにしても、こういう弁護士さんなら、何かあったら相談したいと思わせる方でした。

 

 

 

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