たしなみの言葉9「遅ればせながら」


梅の花とじょうろ

 

今日も”和のたしな美塾”から

たしな美人「和の雑学」をお届けいたします。♡

 

お友達の誕生日がうっかり過ぎてしまったことに気がついて、

「遅れてごめんなさい。お誕生日おめでとうございます。」

なんて、言っていませんか。

そんな時、

遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます。」

と表現してみたら、いかがでしょうか。

「少し遅れてごめんなさい。」という気持ちがじんわりと相手に伝わります。

「遅ればせながら」の元々の意味は、

遅れて馳せ参じるということです。

つまり、大切な場にほかの人よりも遅れて駆けつけるということを意味します。

それが転じて、

きっかりした明確な日時の約束事ではなくて、

曖昧な約束事を少し過ぎてしまったときに使います。

丁寧な謝罪は仰々しいし、

かといって、何も言わないのもおかしい。

そんな時に使えますね。

「遅ればせながら、ありがとうございます。」

「遅ればせながら、ごちそうさまでした。」

柔らかい言葉ですね。相手の方も、気持ちがよくなります。

ぜひ使ってみてくださいね。