たしなみの言葉6「誼(よしみ)で」

ボケ

今日も”和のたしな美塾”から

たしな美人「和の雑学」をお届けいたします。♡

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同郷のよしみで、今度県人会の幹事になってくれないか。」

なんて言葉をよく耳にしますね。

「よしみ」「誼」と書いて、「親しく思う気持ち」も表しますが、

実際には単純に「縁があること」の意味に使われていることが多いようです。

あなたと私は縁がある、知り合いなのだから、

引き受けてほしいという、頼み事に使われています。

 

「誼(よしみ)」の本来の意味は「親しく思う気持ち」です。

頼み事に使うというより、自分の心情を表す言葉になります。

その思いを込めて、こんなふうに使ってみてはいかがでしょうか。

「誼を結ばせていただて、光栄に思います。」

「おかげさまで、誼を結ばせていただいています。」

と、目上の人と親しく交流している様子を会話の中で使えば、

敬意のこもった上品な表現になり、その方を尊敬している様子も伺えます。

このように、日本語の中には、敬語を使わなくても目上の人を敬う言葉があるのですね。

美しいです。

是非使ってみてくださいね。