今日も”和のたしな美塾”から
たしな美人「和の雑学」をお届けいたします。♡
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「同郷のよしみで、今度県人会の幹事になってくれないか。」
なんて言葉をよく耳にしますね。
「よしみ」は「誼」と書いて、「親しく思う気持ち」も表しますが、
実際には単純に「縁があること」の意味に使われていることが多いようです。
あなたと私は縁がある、知り合いなのだから、
引き受けてほしいという、頼み事に使われています。
「誼(よしみ)」の本来の意味は「親しく思う気持ち」です。
頼み事に使うというより、自分の心情を表す言葉になります。
その思いを込めて、こんなふうに使ってみてはいかがでしょうか。
「誼を結ばせていただて、光栄に思います。」
「おかげさまで、誼を結ばせていただいています。」
と、目上の人と親しく交流している様子を会話の中で使えば、
敬意のこもった上品な表現になり、その方を尊敬している様子も伺えます。
このように、日本語の中には、敬語を使わなくても目上の人を敬う言葉があるのですね。
美しいです。
是非使ってみてくださいね。