仕事納めになって、ゆっくりされている方も多いことでしょう。
今年もお疲れさまでした。
新年に向けて、正月飾りの準備やら大掃除やら、何かと気ぜわくなってきましたね。
江戸時代、江戸城でも12月1日から12日までは大掃除の日。そして、最後の13日に大掃除終了の祝儀をしたそうです。
それにあやかって、江戸中の家々が一斉に13日には「煤(すす)払い」をしました。
大店では煤払いが終わると、祝儀と称して、主人をはじめ番頭、手代など、次々に胴上げをするのが慣例だったようです。
小学校や中学校の時、終業式前日か当日、みんなで大掃除をしたことを思い出します。
あの頃はコークスで焚くストーブでしたから、ストーブの周りの煤払いも、そう言えばしていましたね。
「江戸の煤払い」
江戸の初期には12月20日に行うのが定例だったようですが、家光公の忌日にあたるためにそれ以降は13日になったそうです。
煤払いの終了後に胴上げをし合うのですが、その時に「めでためでたの若松様よ。枝も栄えて葉も繁る。おめでたやぁ〜。サッササッササア」と、はやし音頭を歌ったそうです。これは花笠音頭ですよね。
胴上げの後は、みんなで風呂に行って、髪を結いなおして、いつもより早く寝るそうです。
でも、この日ばかりは、夜の点呼(夜遊びの禁止)も大目に見られて、みな大掃除や胴上げであちこち痛む体もなんのそので、夜の街へと繰り出していきました。
この日が過ぎると、あちらこちらで歳の市が始まります。
歳の市ではお正月用品、台所用品、農具などが売られたそうです。
羽子板市もこの歳の市から始まったのです。
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今年投稿したFacebookの記事を基に、小冊子を作成いたしました。
Facebookでは書けなかったことをあれこれとまとめてみました。
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感謝の思いを込めまして、
準備が整い次第、お送りさせていただきます。
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