【七十二候から】17 「霜止んで苗出ず」

【七十二候から】17

「霜止んで苗出ず」

皆様、おはようございます。

日本の七十二候は、やはりお米の良い生育を待ち望むというのが根本にありますね。

百穀を潤す春雨の候「穀雨」の次候になります。

昨年刈り取った籾(もみ)は、今年の種籾(たねもみ)の苗。

もう霜も降りない頃。

ようやく種籾がすくすくと、青々と育つ時期ですね。

お米は一日に一度は食べたいものです。

お茶碗のお米を一粒でも残すと、おばあちゃんから叱られましたよね。

お米は八十八もの手間をかけて作られたもの。

粗末にしてはばちが当たると。

目が見えなくなると。

今日もたくさんの命に感謝をして、お食事をいただきましょう。

皆様、今日もすべては完璧、大成就でありますように。

被災地の皆様の安寧とご無事を今日も祈ります。

下赤坂の棚田1