「オシャカになる」って江戸っ子の駄洒落から生まれた

おはようございます。

昨日の4月8日は、各宗寺院で花祭りが行われたましたね。

お釈迦様のお誕生日は、紀元前463年。

性はゴータマ、名はシッタルダ。

ネパール国のタライ地方にシャカ族王子として生まれました。

お釈迦様が生まれたとき、天から龍が降りてきて、水を注ぎかけて洗い清めたという故事から、

花祭りには釈迦像に水や甘茶を注ぎかけるのだそうです。

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浅草寺
浅草寺宝蔵門 

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こんな言葉を聞いたことはありますか。

「おしゃかになっちゃったあ」
テレビの刑事ドラマで刑事が、被害者のことを「ホトケになる」とか

「おしゃかになる」と言うのも聞いたことがありますよね。

 

「おしゃかになる」という語源にはこんな説があります。

 

不良品を作ってしまったとき、

物事に失敗したとき、勝負事に負けて無一物になったとき

 

などに使う言葉です。

 

これは、鋳物職人がお地蔵様を作っていたところ、どこを間違えたのか、

お釈迦様を鋳てしまったというところから出てきた言葉だという説があります。

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また、この言葉は、金物細工の職人が仕事に失敗した話から出ているという説があるのです。

昔、金物細工の職人が金属を溶接しようとして、火が強すぎて失敗しました。

そこで「火が強かった」を江戸なまりで「シガツヨカッタ」

つまり「四月八日だ」としてしゃれたのです。

丁度この日がお釈迦様の誕生日だったので、

不良品を作ることを「おしゃかになった」といったというのです。

 

さすが駄洒落の大好きな江戸っ子らしい発想ですね。

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

今日も幸せいっぱいの一日になりますように。
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結城2

   結城市「つむぎの館」で糸くくりで遊ぶ