皆様、おはようございます。
9月1日は「二百十日」といわれています。
稲の開花のこの時期、台風のため稲の減収にならないように気をつけましょうという日です。
農家の厄日とされていますね。
9月は実りの秋ですが、台風が襲来することが多いため、農作物にとっては受難の月です。
台風被害を避け、豊作祈願をするための「風祭り」を行うところもあります。
お米の収穫までもう少しですから、稲が台風の被害に遭わないように祈りましょう。
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「立春から210日目の海は大荒れになる」ということを、
江戸時代の歴史学者渋川春海(しぶかわはるみ)が、
漁師たちの経験に基づいて暦に記したことから、
この「二百十日」が広まったそうです。
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自然現象をあらかじめ察知するには、知識よりも経験がものを言います。
知識を知恵に変えて実践するという教育は、とても大事なことですね。
生涯活かせる生きる知恵です。
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森羅万象を実感として理解する力を育む「養育」「鍛育」を行った江戸の人々。
今の子供たちにも「二百十日」の意味を、9月の天候を通して教えてあげたいですね。
9月は、秋の訪れを楽しめる月でもあります。
今月もどうぞよろしくお願いします。