11月21日は、一休和尚の命日です。
享年88歳(1481年)。
室町時代の臨済宗の僧。奇行の主としても知られています。
でも、テレビアニメやドラマでは、頓知の「一休さん」として知られていますよね。
一休が8歳のときの「このはし渡るべからず」や、
将軍義満に屏風の虎の捕縛を命じられ「さあ、追い出してください」と
屏風の前で綱を持って構え、
周囲をぎゃふんと言わせた頓知話がありますね。
遺言の際のこんな逸話もあります。
「この先、本当に困ることがあったら、これを開けなさい」と言い遺して、
一通の封書を弟子に渡したそうです。
何年かたって、寺に大変な難問題が持ち上り、
どうしようもなくなって弟子たちが集まって、その封書を開いてみると、
そこには「心配するな、なんとかなる」と書いてありました。
その瞬間、弟子たちはみな大笑いの渦の中、落ち着きと勇気と明るさを取り戻して、
難しい問題を解決できたということです。
さすが一休さんですね。
当時としては88歳という歳まで長生きした、豪放磊落な人物だったのですね。
「これは大変、一大事」と思った時、一休さんのように、
「絶対大丈夫、心配するな、なんとかなる」と
自分に言い聞かせて乗り越えていきたいですね。