一休さんは最後までとんちで楽しませた人

11月21日は、一休和尚の命日です。

享年88歳(1481年)。

室町時代の臨済宗の僧。奇行の主としても知られています。

 

でも、テレビアニメやドラマでは、頓知の「一休さん」として知られていますよね。

 

 

一休が8歳のときの「このはし渡るべからず」や、

将軍義満に屏風の虎の捕縛を命じられ「さあ、追い出してください」と

屏風の前で綱を持って構え、

周囲をぎゃふんと言わせた頓知話がありますね。

 

 

遺言の際のこんな逸話もあります。

「この先、本当に困ることがあったら、これを開けなさい」と言い遺して、

一通の封書を弟子に渡したそうです。

2013-11-21 09.10.40

何年かたって、寺に大変な難問題が持ち上り、

どうしようもなくなって弟子たちが集まって、その封書を開いてみると、

そこには「心配するな、なんとかなる」と書いてありました。

 

その瞬間、弟子たちはみな大笑いの渦の中、落ち着きと勇気と明るさを取り戻して、

難しい問題を解決できたということです。

 

さすが一休さんですね。

当時としては88歳という歳まで長生きした、豪放磊落な人物だったのですね。

 

「これは大変、一大事」と思った時、一休さんのように、

「絶対大丈夫、心配するな、なんとかなる」と

自分に言い聞かせて乗り越えていきたいですね。

銀杏紅葉