おはようございます。
東京は昨日も夏日のような陽気でした。
今日から6月ですね。
体調管理には気を付けていきたいものです。
ガラス器は、蒸し蒸しする時にも、涼感を与えてくれますね。
ガラスの歴史は古く、紀元前数千年のメソポタミア文明にまで遡ると言われています。
ローマ時代にはグラス(ローマン・グラス)が作られ、その後、ヴェネツィア共和国やフランス、アメリカなどで改良が進み、現在のようなガラス器が一般家庭の食卓にも並ぶようになりました。
日本で和ガラスの製造が始まったのは江戸時代。西洋の吹きガラス製法を取り入れ、またたく間に大坂や江戸の広がっていきました。
それまで鎖国であった日本では、ガラスは大名から庶民に至るまで、好奇心をあおる格好の産物だったのですね。
江戸で人気だったのが白酒売りの白酒です。
助六をはじめ歌舞伎に度々登場する白酒売は、雛祭りが近づくと、
やってきます。
桶に乗せた箱には、ガラスの徳利が入っていたということで、
それはそれは吉原の花魁にも町屋の女衆にも引っ張りだこだったとか。
白酒は、甘くて口当たりがよい上に、
ガラスの徳利というのが、女心をくすぐる、異国情緒溢れるものを感じさせたのでしょうね。
本日もお読みくださいまして、ありがとうございました。
佳き一日をお過ごしくださいませ。
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