花のお江戸の底力12「食事の作法」

たしなみとしての食事の作法として、

箸の取り方、お呼ばれされた席での作法など、

既に平安時代から『富家語(ふけご)』

関白藤原忠実(ふじわらのただざね)が述べています。

江戸後期になると、更に仔細に食事の作法を書き記しています。

『貞丈雑記』では、客はもてなしとして出されたものを美味しそうに、

進んで食べのが、もてなす側(亭主)に対しての礼儀であると、

飲食の部では始まります。

日本料理をいただくときの細かな取り決めが、

実は日本人としてのたしな美として、

今も小さい頃からの躾として続いているのですね。

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