目は口ほどにものを言う〜江戸流すれ違いの眼差し〜

日本人が海外に行ってショッピングのためにお店に入ると、こんなふうに思われるそうです。

 

お店に入る時、無言で入って、あいさつをしない。

店員さんが話しかけても、無言でむすっとしている。

だから、怒っているように見えて何を考えているか、分からない。

そんなふうにしていませんか。

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ハワイの人たちはとっても気さくです。

お店のカウンターで店員さんは、必ず、「こんにちは。元気?」と声をかけてくれますね。

道ゆく人も、エレベーターの中でも、卒なくあいさつをしてくれたり、微笑んでくれます。

ほんの数秒、
「どこから来たの?」「日本からです。」
「楽しい旅を。」「ありがとうございます!  あなたも。」

 

幸先がよくって、その日一日の旅の楽しさが倍加しそうです。

 

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一般的に日本人は瞬間的に微笑み返すことができないですね。

今は、そういう習慣がないからです。

東京の満員電車の中で、相手に微笑んだり、微笑み返したりしたら、むしろ変な人だと、ストーカーだなんて思われるかもしれません。
いつも無表情を決め込んで生活しています。

いつからこんなふうになってしまったのでしょうね。

 

 

江戸の人は、むしろ相手に対して敵意がないことを表すために、
また、その場を和ませるためにも、挨拶や微笑みを実践していました。

 

道で人とすれ違うとき、言葉を交わさずとも、相手と目を合わせて、ちょっと微笑み、会釈する。

 

「目は口ほどに物を言う」ですね。

 

今日も微笑みを、そして微笑まれたら微笑み返しを。

この江戸流「すれちがいの眼差し」を、大事にしたいですね。❤️

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