女性のつつましさは江戸から学ぶ

おはようございます。

梅が香に のつと日の出る 山路かな (松尾芭蕉)

春浅き 水を渡るや 鷺一つ  (河東碧梧桐)

 

立春が過ぎても、まだまだ寒い日が続く今日この頃。

降雪もあるし、風も強い。

樹木の膚や芽吹きに春の息吹が感じられますね。

 

鷺1

江戸の庶民の生活はどこか現代にも似ています。

お見合いよりも恋愛結婚が多かったのです。

女性は家庭にあっては「かかあ」として座し、

商売でも勘やマネージメントに才を発揮していました。

女性は将来を担う子どもを生み育てるというものという意識が社会にあって、主婦は重きをおかれていました。

 

でも、彼女たちは強いだけではなく「つつましさ」を持っていました。

男性は思慮深く、女性はつつましく、が求められたようです。

蝋梅光

講などの寄り合いがあると、女性は男性より先に来ていたとしても、一、二列離れた

上がり框(かまち)に近いところに履き物をぬいだそうです。

女性は男性を立てるという行為でもあったのでしょうし、上がり框(かまち)を大きくまたぐことは、はしたないというたしなみがあったのですね。

 

男性は男性としての役割、女性は女性としても役割があります。

そこをきちっと押さえていたのが江戸の人々だったのです。

江戸って、もしかしたら、ある意味で今よりも進んでいたかもしれませんね。

 

今日もお読みくださいまして、ありがとうございます。

佳き一日をお過ごしくださいませ。

 

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レンゲソウ