江戸の女性もアイディアビジネスを

山暮れて紅葉の朱を奪ひけり (与謝蕪村)

寂しさをともなう秋の夕暮れに、燃えるような赤く色づく紅葉を手にとって、

火の温もりを感じているような、そんな思いが伝わってきます。

江戸の男性にはユーモアのセンスや駄洒落が求められたなんて、

昔流行ったコマーシャル、三船敏郎さんの「男は黙って⚪︎⚪︎ビール」とは大分違いますね。

現代もウーマンズパワーが光っています。

女性の起業家も増えてきていますね。

江戸の妻たちも、才覚を働かせてアイディアビジネスを行なっていました。

野菜の切れ端などを使って漬物を作ったり、布の切れ端などを使って巾着などの小間物を作ったりしました。

2013-10-11 08.41.09

仕入れにお金をかけず、サービスと愛嬌で売っていたそうです。

妻のほうが収入が多いのも珍しくありません。

アルバイト的に洗濯や家事の代行をするなど、単身赴任者が多い江戸では、女性が一生働き口に困ることはなかったそうです。

夫も妻を支え、夫婦関係は平等で、互いによきパートナー。

現代に通じるものがありますね。

江戸の町はエコ社会、循環型社会だといわれていますが、

仕事にも生かしていたなんて、お見事ですね。

お金をかけなくてもできることとって、今の時代、どんなものがあるでしょうか。

身の回りの断捨離グッズにもいっぱいアイディアがありそうです。

今日はそんなことを考えてみませんか。