江戸の男性はユーモアのセンスが結婚の条件

江戸庶民の家庭生活はどんな感じだったのでしょうか。

式亭三馬の『浮世床』では、どてらを着て懐に赤ん坊を入れてあやしている男性が出てきます。
その様子はとても手慣れた感じです。

江戸では、男性が家事育児をすることは、当たり前だったようです。

今の若い夫婦のように、どちらか手の空いたほうが家事育児をやっていました。

何せ江戸の町では男性の人口比は7割だったとか。

男性は何か付加価値がないと、嫁に来てもらえなかったのです。

上流階級にいくほど、女性は「家」という制度に縛られてしまいますが、家や財産、土地など持っていない庶民は自由な夫婦関係を築けました。

2013-10-10 09.35.18

女性が結婚したいと思う男性は、面白くて、家を明るくしてくれる人。
収入はあまり関係なかったようです。

自信のない男性は、駄洒落をいくつか習ってから嫁をもらったとか。

ここは注目すべきところですね。

ひところまで言われていた女性の結婚相手の条件は、高学歴高収入。

幸せとは何か。
世の中の幸せの尺度が何を求めているかによって、また生きる時代によって、
これは大きく違ってきますね。
今日も江戸庶民の生活から、私たちの価値観を考えてみました。
いかがでしたでしょうか。