電車では、こぶし腰一つ分、腰を浮かせばもう一人が座れます。
江戸の人々は乗合船などで後から来る人のためにこぶし一つ分、腰を浮かせて席を作ってあげたということです。
江戸時代、「矢切りの渡し」の渡し船は、おおよそ乗員は15人前後だったそうです。向こう岸へ渡る時間は決まっていて、馬も客になることもありました。
現代は乗合船に代わって、地下鉄やJRなどの電車が一般的です。乗合船と違って、電車に乗り込んで立ったままでもいられるのですが、目の前に座っている人のこの隙間、ちょっと動いてくれたらもう一人座れるのに・・と思うこと、よくありますね。
お年寄りに気持よく座席を譲る光景を見かけると、気持ちがいいものです。
心に余裕を持って、お互い様の思いで電車に乗りたいものです。
今日から私も実行です。