おはようございます。
もうすぐ春分の日(お彼岸の中日)がやってきます。
お彼岸には、おばあちゃんが牡丹餅を作って、ご先祖様によくお供えしたものです。
今は手軽にスーパーでも売っていますから、つい買っちゃいますね。
ぼた餅とお萩と違いは?
実は、ぼた餅(牡丹餅)もお萩も同じものなのです。
春のお彼岸はその頃咲く牡丹の花から、秋のお彼岸は同じく萩の名前をつけたと言われています。
甘いものは仏教の言葉で「甘露」と言われます。
「甘露」は、梵語 amṛta の訳で、不老不死の甘く清々しい飲み物のことです。
転じて、仏の教え、仏の悟りにたとえられます。
仏壇やお墓に甘いものをお供えすることが多いのは、こんな言葉も関係しているようですね。
また、お彼岸に牡丹餅(お萩)を食べる習慣は、江戸時代から始まったと言われています。
「小豆」は古来より邪気を払うとして信仰され先祖の供養と結びついたとか、
砂糖や米が大変貴重だった時代に、先祖に牡丹餅(お萩)を供えて近所にお裾分けすることが大変な功徳を積むことになったからとか、言われています。
日本人としての牡丹餅(お萩)を食べる習慣、大切にしていきたいですね。
本日もお読みくださいまして、ありがとうございました。
今日も清々しい気持ちで過ごしてまいりましょう。
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