「あえか」〜素敵な言葉〜

 

今日も和のたしな美塾”®から

たしな美人「和の雑学」をお届けいたします。♡

おはようございます。

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冬枯の木立あえかになまめかし
 

後ろに朝の歩み寄る時

(与謝野晶子)『晶子新集』(1917)

 
 
 
明治30年代、与謝野晶子などによって短歌などで使われるようになり、広まりました。
 
自然の景物や光、音、声、夢、希望など、はかなげで美しいさまを表現する言葉です。
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ポピー黄色

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元々は次のように使われました。
 

☆若い女性に対して使われる言葉として。

 

容姿や気持ちが弱々しいさま。

か弱く頼りないさま。

きゃしゃで弱々しいさま。

 

☆美しいものの表現として。

 
「あえかに匂う花」
 

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「あえか」
 

優しい響きの言葉です。

 

自然現象にも使われるようですが、

若い女性の美しさとしての表現は、新鮮な感じがしますね。

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このような女性らしさ、

若い女性には失ってほしくないものでもありますね。
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栗木さんから

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いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
 
本日も暖かくしてお過ごしくださいね。