おはようございます。
神社の狛犬や寺門の仁王像を見ると、
左右、口を開いている「阿」形と閉じている「吽」形の一対になっていますよね。
初参りでも、ご覧になったかと思います。
「阿」が吐くときの音、「吽」が吸うときの音。
吐く息と吸う息を合わせることから、「阿吽の呼吸」といいます。
二人以上が物事をするときに、微妙な調子がピッタリ合っていることも「阿吽(あうん)の呼吸」といいますね。
これは、サンスクリット語からきている言葉です。
「阿」は、12母音の初めの音「a」
「吽」は、最後の音「hum」。
初めと終わりを合わせて、終わりよければすべてよしですね。
向田邦子さんの小説でも、喧嘩をしても離れない男の友情を描いた『あ・うん』というのがありました。
相撲の立ち会いのとき、「阿吽の呼吸を合わせる」といいます。
お神輿を担ぐとき、「わっしょい!」と、和一緒、我一緒と息を合わせます。
オーケストラでも、邦楽でも、息を合わせます。
みんなで息を合わせたら、大きなことができますよね。
今日も息合いしぐさ、「阿吽の呼吸」でまいりましょう。
いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしくださいませ。