「清水の舞台から飛び降りる」
清水寺の高い崖に張り出して作られた舞台、
そこから飛び降りるほど、
必死の覚悟で実行するという意味で使われている言葉ですが、
江戸時代には、実際に恋の成就のために飛び降りた娘たちがいました。
江戸中期の記録では、飛び降りた234人の3割が女性だったとのこと。
舞台の下には木が鬱蒼と茂っていたので、
8〜9割は怪我を負いつつも無事だったといいます。
この浮世絵でも、右下に桜の木が見えますね。
娘たちのけなげなまでの勇気には、
ハラハラドキドキさせられますね。
この娘の恋が成就しますように〜〜!
お転婆な娘の一途さは、今も昔も一緒かもしれませんね。
写真:鈴木春信「清水の舞台から降りる美人」(1765年)